ソニーが迫力ある重低音を体感できるワイヤレスのポータブルスピーカー「ULT FIELD 7」「ULT FIELD 1」とNCステレオヘッドセット「ULT WEAR」を発売
2024.04.20ソニーは、重低音に特化した新シリーズ「ULT POWER SOUND」を発表し、その第1弾製品として、ワイヤレスポータブルスピーカー2機種「ULT FIELD 7」「ULT FIELD 1」と、ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット1機種「ULT WEAR」を発売する。発売日は「ULT FIELD 7」が5月24日で、「ULT FIELD 1」と「ULT WEAR」が4月26日。価格はいずれもオープン。
重低音を増強するサウンドモードへ手軽に切り替えられるULTボタン搭載!
「ULT POWER SOUND」は、“アリーナの最前列にいるような重低音を体感できる”と謳う新シリーズ。今回発売の3機種は、重低音を増強するサウンドモードへ手軽に切り替えられるULTボタン搭載している点が特徴で、同社では、「低音の表現が特徴的な昨今の音楽トレンドを背景に、迫力のある重低音を体感できるスピーカーやヘッドホンを検討している音楽ファンにとって、新たな選択肢となります」とアピールしている。
■ワイヤレスポータブルスピーカー「ULT FIELD 7」
迫力のある重低音に加え、中高域やボーカルもクリアに再生するワイヤレススピーカー。振動板の面積を拡大させたソニー独自の「X-Balanced Speaker Unit」を採用した、約114×約114mmの矩形ウーファーを搭載していることで、迫力のある重低音と歪みの少ないクリアな音質を実現するほか、直径約46mmのトゥイーターも搭載し、中高域やボーカルを明瞭に再生する。
ULTボタンを押すことで切り替わる、ULT1、ULT2、OFFの3段階のサウンドモードを搭載しているのも特徴で、ULT1は深い低域を強調し、ULT2ではパワフルな低音を体感できる。また、周囲のノイズを自動で検知して音質を調整する音場最適化により、環境に合わせて最適なサウンドを楽しむことが可能。専用アプリからは、7バンドのイコライザーで自分好みの音質にカスタマイズすることもできる。
さらに、IP67の防水・防塵性能に加え、防錆性能でさびに強いうえ、連続で約30時間再生ができるバッテリーを内蔵しており、キャンプ場やバーベキュー場、海辺、砂浜などのアウトドアシーンでも長時間音楽を楽しむことが可能。しかも、縦置き、横置きどちらでも使用可能なマルチレイアウト対応により、場所を取らずに設置することができるほか、両端にハンドルがあり、持ち運びしやすい構造になっている。
このほか、多様な利用シーンに対応する充実の入力端子や、カラオケが楽しめるコントロール機能を備えているのも特徴。マイク、ギター用の端子やUSB端子などの豊富な入力端子を装備しており、マイクを接続した状態では、キーコントロールやマイクエコーなどを調整でき、専用アプリを使用してボーカルキャンセルも可能なため、手軽にカラオケを楽しめる。
加えて、側面が光るライティング機能も搭載。ワイヤレス操作ができる専用アプリに対応し、スマートフォンからも好みに合わせて光り方を設定することが可能だ。
本体サイズは約W512×H224×D222mm、質量は約6.3kg(充電池含む)。Bluetoothのバージョンは5.2で、対応コーデックはSBC、AAC、LDAC。
市場想定価格は66,000円前後。カラーはブラックのみ。
■ワイヤレスポータブルスピーカー「ULT FIELD 1」
ULTボタンとコンパクトな筐体で、ダイナミックな低音を楽しめるスピーカー構造を特徴とするワイヤレススピーカー。ウーファーとトゥイーターを搭載し、パワフルな重低音とクリアな高域の再生を実現するうえ、ULTボタンを押してULT POWER SOUNDをオンにすることにより、ダイナミックな低音を楽しむことができる。
また、IP67の防水・防塵性能と落下の衝撃に強いショックプルーフ性能に加え、連続で約12時間再生ができるバッテリーを内蔵しており、浴室や海辺など幅広い場面で長時間音楽を楽しむことができる。
さらに、縦置き、横置きどちらでも使用可能なマルチレイアウト対応により、限られたスペースでも音楽を楽しむことが可能。縦横どちら向きにも吊るすことができるマルチウェイストラップも付属し、アウトドアなどの様々なシーンで活躍する。
本体サイズは約W206×D77×H76mm、質量は約650g(充電池含む)。Bluetoothのバージョンは5.3で、対応コーデックはSBC、AAC。
市場想定価格は20,000円前後。カラーはブラック、オフホワイト、フォレストグレー、オレンジの4色を用意する。
■ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「ULT WEAR」
ULTボタンとULT専用設計ドライバーユニットによって、圧倒的な量感の重低音を手軽に楽しめるワイヤレスヘッドホン。ULTボタンを押すことで切り替わる、ULT1、ULT2、OFFの3段階のサウンドモードを搭載しており、ULT1は低域を強調し、ULT2はさらにパワフルな重低音を体感できるのだ。
専用設計の直径40mmドライバーユニットを搭載している点も特徴で、広い音場で厚みのある低音とクリアなボーカルをバランスよく楽しむことが可能。独自の高音質技術DSEE(Digital Sound Enhancement Engine)も搭載しており、ストリーミングサービスなどの圧縮された音源をCD音質相当まで復元する。
また、低遅延処理を可能にする「統合プロセッサーV1」を搭載し、ヘッドホンの外側と内側に配置した左右合計4つのマイクで効率的にノイズを集音することで、高いノイズキャンセリング性能を実現。風切り音を低減する構造によって、ノイズキャンセリング機能や、外音取り込み機能使用時における風によるノイズを抑制し、クリアな通話も可能だ。
もちろん、デザイン性や装着感にもこだわっており、トレンドカラーを取り入れたカラーバリエーションバリエーションを展開するほか、ULTボタンとロゴマークは光や角度によって見え方が変わるデザインを採用。立体的に縫製したシワの少ない滑らかなイヤーパッドを備え、耳まわりの空間を広くすることで、長時間利用でも快適な装着感も実現している。
このほか、NCオン時では最大30時間、NCオフ時では最大50時間の音楽再生が可能なバッテリー性能も装備。クイック充電にも対応しており、3分間の充電で約1.5時間の使用が可能だ。
質量は約255g。Bluetoothのバージョンは5.2で、対応コーデックはSBC、AAC、LDAC。
市場推定価格は33,000円前後。カラーはブラック、オフホワイト、フォレストグレーの3色を用意する。
製品情報
https://www.sony.jp/active-speaker/products/ULT_FIELD7/
https://www.sony.jp/active-speaker/products/ULT_FIELD1/
https://www.sony.jp/headphone/products/ULT_WEAR/
構成/立原尚子