これがスマートウォッチの完成形では?
筆者である私、DIME編集部デスク・チバは「腕時計を着けない派」の人間だ。それでもこの製品は「超有り寄りの有り」だと思えるくらい素晴らしい。
近年ヘルスケアに力を入れるHUAWEI。続々と最新デバイスを投入する中で、血圧を測定できる「HUAWEI WATCH D」や、ウォッチと連動して科学的にランニングフォームをチェックできる「HUAEWI S-TAG」などを発表してきた。
これらのデバイスが素晴らしいのはわかる。だが、私は持て余す。
日頃原稿を書いたり読んだりするだけで、運動といえば取材で往復する道中くらいのズボラな筆者にとっては、オーバースペックなのだ。というか、腕にゴツいウォッチがついているのがなんだか気になってしまう。PCのキーボードを叩くときにはなんとなく邪魔だし(ウォッチのベルト部とPCのパームレストが干渉する)、ベルト部分が汗ばんでくるのも嫌だ。何より頻繁にバッテリーを充電しなければならないのは、毎日使うデバイスとしては苦痛極まる。
だけどもなんとなく健康管理はしたいし、スマホに届いた通知をウォッチで見られたらいいな〜……そんな人が筆者以外にどれほどいるかはわからないが、いずれにせよそれくらいの温度感の人にとって「こういうのでいいんだよ」的なデバイスが登場した。洗練された機能とデザイン、そしてそれに即した手に取りやすい価格は、個人的には”スマートウォッチの完成形”と思わせてくれる。いや、さすがにちょっと言い過ぎか。
なお、本記事は広告案件ではない。それでも原稿を書きたくなるくらい、いい製品が登場したと捉えてほしい。
1回の充電で14日間もバッテリーが保つ
2024年4月上旬に発表され、日本では同28日に発売となった「HUAWEI Band 9」。その最大の特徴は「小さくて軽い」ということだろう。重さ14g、厚さは8.99mm。ウォッチは軽ければ軽いほど、ストレスが軽減されるので良い。
バンド部にはフルオロエラストマー素材を採用しており、肌に優しく耐久性・耐汗性も強い。前述のようにPCで原稿を執筆するとキーボードのパームレストとの干渉してしまうが、多少はやむを得ないか。
睡眠の質を記録する機能も搭載
肝心な機能はといえば、24時間のバイタル測定や血中酸素濃度測定、ワークアウトモード、ストレスモニタリング、生理周期管理などウォッチとしてほしい機能はおおむね搭載している。もちろん、スマホで再生している音楽をコントロールしたり、ウォッチからスマホを鳴らすなども可能だ。詳細は公式サイトをチェックしてほしい。
目を見張るのが「約45分の充電で約14日間使用可能」という超パワフルなバッテリーだろう。ヘビーユースでも9日間使用可能だという。実際筆者が使い始めて3日目だが、まだバッテリーは73%も残っている。
このパワフルバッテリーの恩恵は、単に「面倒な充電が減る」ことにとどまらない。せっかくヘルスケアへのモチベーションが高まっており「運動や睡眠の記録をとろう!」と意気込んでも、ふとした折にウォッチのバッテリーが切れてしまい「記録がとれないなら、もういいや」となってしまったことはないだろうか。私はある。
バッテリーが長時間続くということは、ヘルスケアのモチベーションが長く続くことに繋がるのだ。たぶん。
あとは文字盤の変更機能があるくらいだ。正直、ごちゃごちゃした機能はなくていい。毎日使うのだから、ユーザーフェースはシンプルに、機能もこれくらいでいい。
〝クラウン誤押事件〟も起きずに済む
これは健康管理が万全な読者諸賢には関係ない話かもしれないが、某有名林檎ウォッチだと、肥満気味の筆者はふとした折に手首の肉がクラウンを押してしまう。これによる誤作動が、まあ結構なストレスだったのだが、「HUAEWI Band 9」の縦長スリムなボディではそういったことは一度もなかった。
手首の肉がウォッチ側面を圧迫している。私の代わりにウォッチがスリムで助かった
公式ストアでの価格は8580円。超高コスパな「HUAWEI Band 9」の快適なつけ心地をぜひ一度、お試しあれ。