朝の時間帯は頭が冴え、集中力や作業効率がアップすると言われている。では、この特性を利用して朝に勉強している人たちはどんなことを学び、また、どのような学習方法を実践しているのだろうか?
アイランドが運営する朝のライフスタイルマガジン「朝時間.jp」はこのほど、新生活が始まる春に向けて「大人の勉強・学び」に関するユーザー調査を実施し、161名から回答を得た。
(1)「朝時間」に勉強しているユーザーの勉強ジャンル
朝時間に勉強している(していた)ジャンルは「英語」が46%と最多になった。趣味だけではなく業務にも直結するスキルとして関心の高さがうかがえる。
(2)「朝」の勉強時間
1日における朝の勉強時間は「15分以上30分未満」が最多の30%、次いで「30分以上1時間未満」が26%となった。出勤中や在宅で午前の空いた時間に勉強している人が多い傾向だ。大人の勉強は、1日に長時間を確保することは難しいかもしれないが、朝時間の短い時間でもコツコツ継続して学んでいることが伺える。
(3)「朝時間」に勉強する理由
「朝時間」に勉強する理由として、「時間の効率化(73%)」が最多となり、以下「脳がフレッシュな時間(49%)」「朝が好き(26%)」と続いた。朝の時間帯はやる気や集中力も高く、効率よく取り組むことが可能であるため、その点にメリットを感じている人が多いのかもしれない。
(4)「朝時間」に勉強する方法
「朝時間」の勉強法として「本(74%)」「動画サイト(33%)」「オンライン(32%)」が上位となった。テキストや問題集などの本を活用したり、動画やアプリなどITツールを活用したり独学が多い傾向だ。
(5)「朝時間」の勉強を継続するコツ(フリー回答)
「朝時間」の勉強を継続するコツについて自由回答形式で尋ねたところ、目標設計やスイッチをいれるための事前準備など多岐にわたるアイデアが寄せられた。以下に回答の一部を紹介する。
・これだけやる、と決めないこと。1ページ読むだけでもいいというスモールステップが重要(30代・女性)
・最初は目標のハードルを低く設定したことで、達成感を感じやすくなり、勉強する時間が以前より増えました(30代・女性)
・夜寝る前に「朝起きたらこれをする」という勉強内容を決めておいて、テキストや問題集などの該当ページを開いてテーブルに置いておく。朝起きてから「何をしようかな」と考えるよりも効率的で勉強に取りかかりやすい(40代・女性)
・アロマで、脳のスイッチをいれる(30代・女性)
・朝は忙しいので、音声を流し聴きしながら声を出す形にしている。出勤の準備をしながらできるように(50代・女性)
・一緒に勉強できる仲間と連絡を取り合う(40代・女性)
・達成したら前夜に準備して置いたご褒美朝ご飯を食べる(50代・女性)
・朝のカフェ時間は努力をしている人が多いので利用してモチベアップ(40代・女性)
(6)今後の勉強や学びに「朝時間」を活用したいか
勉強や学びにおける「朝時間」の活用について、95%が「活用したい(継続含む)」と回答している。朝時間による集中力やモチベーションUPの効果、静かな環境で勉強ができることに利点を感じている人は多いようだ。
【選択した理由】
・家族が出払った午前中を「遅朝時間」と設定して、自分なりの朝時間を満喫したい(30代・女性)
・朝の頭がスッキリした状態で勉強すること、朝時間のために前日から準備しているので、全体的に気持ちに余裕ができるため(20代女性)
・早寝して疲労回復して、早朝に取り組むほうが効率的である(40代・女性)
・早起きは苦手ですが、やりたいことを計画通りに進めるには最適の時間帯だと思うから(40代・女性)
・日々の家庭や仕事で時間がないので、朝の時間を活用したい(50代・女性)
<アンケート概要>
・調査方法:「朝時間.jp」ウェブサイト上にてアンケートを実施
・調査対象:20代から50代以上の全国の朝時間.jpユーザー
女性:90% 男性:10%
20代:3%、30代:17%、40代:30%、50代以上:50%
・総回答数:161名 ※設問により回答数が異なる
・調査期間 :2024年2月26日~3月15日
出典元:朝時間.jp
構成/こじへい