キリンビールの「氷結」ブランドから、新シリーズ「氷結 mottainai」の誕生が発表された。
第一弾として、「キリン 氷結 mottainai 浜なし」が2024年5月7日(火)より新発売。同社では、「氷結 mottainai プロジェクト」を発足。果実のフードロス削減及び農家支援をパーパスにしていく。
プロジェクトの第一弾に選ばれた「浜なし」とは?
〝mottainai〟を冠する新商品は、規格の問題で廃棄される予定の果実を「モッタイナイ果実」と位置づけ、それを使用することでフードロス削減を目指すもの。
第一弾に使用されるのは、横浜の幻のブランド梨「浜なし」。
「浜なし」は木の上で完熟させる独特な栽培方法が特徴で、それゆえに果汁豊富で甘くみずみずしいおいしさを誇る。一方で、果肉の食感が失われる「みつ症」になりやすく、多い年でそれは20%以上にも及ぶという。
このような課題がありながらも、青果以外で販売するルートが確立されておらず、やむなく廃棄されてきた。その数について、JA横浜の北尾一郎さんは「1年間に19t、数で言うと6万個が廃棄されていました」と話す。
それが今回、「氷結 mottainai」による「浜なし」の採用により、約2万2000個分のロス削減を目指していく。
氷結ブランドマネージャーの山岡加菜さんは「浜なし」を選んだ理由について、「企画してから、果実を見つけるまでに半年かかりました。そこで出会った浜なしの味わいは、みずみずしいおいしさを追求してきた『氷結』にぴったり。それにキリンビールも横浜を発祥の地にしていることから、親近感を抱いていました。こうした理由から、第一弾は『浜なし』しかないと思っていました」とコメントを寄せた。
同シリーズでは第二弾の発売も予定。「モッタイナイ!」を合言葉に、農家とともに持続可能なブランドを作り上げていくという。
気候問題、後継者不足、肥料コストの増加など、多くの課題を抱える果実農家の現状。これを打破すべく、キリンビールは商品の売り上げ1本につき1円を生産者へ寄付していくといい、おいしさと社会貢献を両立した新商品で市場を活性化していく。
商品詳細
「キリン 氷結®mottainai 浜なし(期間限定)」
発売日:2024年5月7日(火)
容量・容器:350ml・缶、500ml・缶
価格:オープン価格
アルコール分:5%
純アルコール量:350ml缶:14g、500ml缶:20g
文/DIME編集部