「何となく元気が出ない」「仕事がしんどい」、こんな悩みを抱えていませんか?休み明けは特に感じるモヤモヤかもしれません。
実は、元気がない状態は〝科学の力〟で解消できるのだとか!
誰でもすぐ実践できるのに、まだ多くの人が試していないメソッドとは?明治大学教授の堀田秀吾さんによる著書『誰でもできるのにほとんどの人がやっていない 科学の力で元気になる38のコツ』から一部を抜粋・編集し、科学的根拠に裏付けされた「元気になる方法」を紹介します。
〈朝からコンディションを完璧に整えたい!というときは〉
朝のルーティンの究極コンボは、運動→40度のシャワーで汗を流すからの、「38〜40度の風呂につかる」
——— 千葉大学リーらの研究
朝、シャワーを浴びるだけでも十分シャッキリできますが、「そんな生ぬるい方法じゃなくて、完璧にコンディションを整えたいんだ!」という人のために、こんな方法を紹介しましょう。
それは、朝に運動して身体を疲れさせてから、シャワーを浴び、最後にお風呂につかって疲れをスッキリ取る方法です。
お風呂の優れた点は、湯船に身体を強制的に沈める必要があるということです。
身体がだらーんとなり、強制的に身体が休んでいるときの姿勢になります。すると、身体の動きに引きずられて心もリラックス気分に持っていかれるのです。
銭湯や温泉が好きな人って、なんだかほわーんとしている人が多いと思いませんか?
千葉大学のリーらの研究で、
(1)40度のお風呂につかる
(2)40度のシャワーを浴びる
(3)40度のミストサウナに入る
(4)何もしない
という状態を比べたところ、「(1)お風呂につかる」が、実験前後でもっとも筋疲労が減っていることがわかりました。ちなみにその次は、「(3)ミストサウナ」、そして「(2)シャワー」の順でした。
運動をして、血のめぐりを良くして、運動で疲れた身体を入浴で休めてから仕事に向かう。入浴自体にも血管を広げて血のめぐりを良くする作用がありますし、リラックス効果もあります。
温度は、38〜40度くらいの少しぬるめのお湯にしっかりつかるのが良いそうです。
リーらの実験では、5〜10分きざみで30分まで実験したのですが、時間を追うごとに効果が高まりました。
これからやる仕事などにアクティブに臨みたい場合は、シャワーで交感神経を刺激、いったんリラックスしてから臨みたい場合は湯船につかる、といった使い分けをするのもありだと思います。
☆ ☆ ☆
いかがだったでしょうか?
『誰でもできるのにほとんどの人がやっていない 科学の力で元気になる38のコツ』で紹介されているのは、世界の科学論文などで紹介されたエビデンスがあるメソッド。科学で証明されたノウハウは、きっとあなたの生活に役立つはずです。
テンションが下がった時に試したい、とっておきの方法が詰まった一冊をぜひ書店でチェックしてみてください。
誰でもできるのにほとんどの人がやっていない
科学の力で元気になる38のコツ
発行所/株式会社アスコム
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著者/堀田秀吾(アスコム)
明治大学法学部教授。言語学博士。熊本県生まれ。シカゴ大学博士課程修了。ヨーク大学修士課程修了。言葉とコミュニケーションをテーマに、言語学、法学、社会心理学、脳科学などのさまざまな学問分野を融合した研究を展開。専門は司法におけるコミュニケーション分析。研究者でありながら、学びとエンターテイメントの融合をライフワークにしており、「明治一受けたい授業」にも選出される。また、芸能事務所スカイアイ・プロデュースで顧問を務めるなど、学問と実業の世界をつなぐための活動も続けている。プライベートでは空手、サーフィン、マラソン、近年はヒップホップやロックダンスにも挑戦中と、エネルギッシュな日々を送っている。座右の銘は、「あとでやろうはバカやろう」。『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』(サンクチュアリ出版)、『図解ストレス解消大全科学的に不安・イライラを消すテクニック100個集めました』(SBクリエイティブ)など著書多数。