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空の青い色は色彩学においては「神経を落ち着かせる色」だった

2024.05.09

「何となく元気が出ない」「仕事がしんどい」、こんな悩みを抱えていませんか?休み明けは特に感じるモヤモヤかもしれません。

実は、元気がない状態は〝科学の力〟で解消できるのだとか!

誰でもすぐ実践できるのに、まだ多くの人が試していないメソッドとは?明治大学教授の堀田秀吾さんによる著書『誰でもできるのにほとんどの人がやっていない 科学の力で元気になる38のコツ』から一部を抜粋・編集し、科学的根拠に裏付けされた「元気になる方法」を紹介します。

〈気持ちを切り替える〉
青空を見上げることで、[1]まず空の色で神経が落ち着き、[2]姿勢が正されることで気分が整う
——— 大阪市立大学(現・大阪公立大学)水野らの研究

「心の平静」「リラックス」をテーマに、心をマイナスからゼロベースに戻していく方法、受けるストレスを最小限にしていく方法を考えていきたいと思います。

みなさんは日々、空を見上げることはあるでしょうか?

実は、健全な精神のためには空を見ることがすごく大事なんです。空を見ること、また空を見上げる動作、このコンビネーションが元気を生み出します。

まず、基本的に晴れ晴れとしていることが条件ではありますが、きれいな空には癒やし効果があります。

大阪市立大学(現・大阪公立大学)健康科学イノベーションセンターの水野らのグループの実験によると、いわゆる「癒やし」を感じる画像により、作業中の疲労がやわらぎ、集中力や能率の低下を抑えることができることがわかっています。

加えて、晴れている空の青色そのものも、色彩学では「神経を落ち着かせる色」だと言われています。きれいな海なんかも、見ていると落ち着きますよね。

実際に見ることができればそれが一番でしょうが、画像でも癒やし効果がちゃんとあることが証明されたわけです。曇り空や雨続きだったりしたなら、ウユニ塩湖とかグレートバリアリーフだとか、美しい水色が広がる写真や画像を眺めてみるのも良いでしょう(私は、ハワイに2年ほど住んでいたこともあり、ハワイの海や空の画像をよく見ています)。

でも、やっぱり写真ではなく、実際の空を見上げるとさらに良い効果が得られます。

この「見上げる」という動作がポイントで、上を見上げようとすれば、自然と胸をピンと張る形になります。

すでにお伝えしたように、胸を張った姿勢はストレスに対する抵抗力を高める効果があります。

また、マドリッド自治大学のブリニョールらの研究によると、71人の大学生たちを分け、それぞれ胸を張った姿勢と背中を丸めて縮こまった姿勢で自分の長所や短所をリスト化させたところ、胸を張った被験者のほうが自信を強く持つことがわかりました。

つまり、1日に何度か空を見ることを習慣にすれば、自然と姿勢も良くすることができる。おまけに、美しい空の青色で元気も出るというわけです。

空を見上げることで自信がみなぎり、神経が落ち着き、さらに姿勢が正されることで肩こりも減り、基礎代謝も上がり、たたずまいも美しく見えますよ。

……と言われると、さっそく試してみたくなったのではないでしょうか(笑)。

余談ですが、経営者として活躍している方々はポジティブな人が多い印象です。

日々厳しい決断を迫られ、何かあればすべての責任を背負わねばならないという、非常に厳しいプレッシャーに遭遇しながらも、なぜポジティブさを維持できるのでしょうか。

おもしろいことに、そういう方々は結構な割合で「お天道様がいる」といったことをおっしゃります。つまり、空を見て、「お天道様が見守ってくれているんだ」と、心の支えにしているそうなのです。

空や太陽には、人間を引きつけるものがありそうです。

ぽっかり浮かんだ雲、ゆっくり流れる雲を見るのも良いでしょう。ぼーっとする状態に近くなるので、次の項目で説明する通り、使っていない脳が活性化され、脳内が整理されます。

何だか頭がぐちゃぐちゃになったら空を見上げましょう!

☆ ☆ ☆

いかがだったでしょうか?

『誰でもできるのにほとんどの人がやっていない 科学の力で元気になる38のコツ』で紹介されているのは、世界の科学論文などで紹介されたエビデンスがあるメソッド。科学で証明されたノウハウは、きっとあなたの生活に役立つはずです。

テンションが下がった時に試したい、とっておきの方法が詰まった一冊をぜひ書店でチェックしてみてください。

誰でもできるのにほとんどの人がやっていない
科学の力で元気になる38のコツ
発行所/株式会社アスコム
Amazonで購入する
楽天ブックスで購入する

著者/堀田秀吾(アスコム)
明治大学法学部教授。言語学博士。熊本県生まれ。シカゴ大学博士課程修了。ヨーク大学修士課程修了。言葉とコミュニケーションをテーマに、言語学、法学、社会心理学、脳科学などのさまざまな学問分野を融合した研究を展開。専門は司法におけるコミュニケーション分析。研究者でありながら、学びとエンターテイメントの融合をライフワークにしており、「明治一受けたい授業」にも選出される。また、芸能事務所スカイアイ・プロデュースで顧問を務めるなど、学問と実業の世界をつなぐための活動も続けている。プライベートでは空手、サーフィン、マラソン、近年はヒップホップやロックダンスにも挑戦中と、エネルギッシュな日々を送っている。座右の銘は、「あとでやろうはバカやろう」。『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』(サンクチュアリ出版)、『図解ストレス解消大全科学的に不安・イライラを消すテクニック100個集めました』(SBクリエイティブ)など著書多数。

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