「何となく元気が出ない」「仕事がしんどい」、こんな悩みを抱えていませんか?休み明けは特に感じるモヤモヤかもしれません。
実は、元気がない状態は〝科学の力〟で解消できるのだとか!
誰でもすぐ実践できるのに、まだ多くの人が試していないメソッドとは?明治大学教授の堀田秀吾さんによる著書『誰でもできるのにほとんどの人がやっていない 科学の力で元気になる38のコツ』から一部を抜粋・編集し、科学的根拠に裏付けされた「元気になる方法」を紹介します。
〈過去を引きずってはいけない!〉
昔の恋人のSNSをチェックする人は、人間として成長できない
——— オハイオ州立大学フォックスとハワイ大学トクナガの研究
人生には誰もが通る道がありますが、その一つが恋愛です。特に、「失恋」によるショックは大きく、できることなら味わいたくないですよね。
オハイオ州立大学のフォックスとハワイ大学のトクナガの研究によると、過去1年以内に失恋を経験し、自分も元恋人もFacebook に登録している大学生431人を対象に、どれくらい相手と親密だったか、代わりの相手を求めているか、失恋の痛手の度合いはどうだったか、元恋人の情報を見る頻度、などを質問する調査を行いました。
その結果、Facebookで元恋人のページを見て、近況やその交友関係などを調べている人ほど、元恋人への恨みや未練の気持ちを捨てられず、気持ちを切り替えて新しい趣味を持つなどの人間的な成長が見られないことがわかったというのです。
つまり、失恋で元気が出ない期間が続けば続くだけ、恋愛以外の生活においても新しいステップに一歩踏み出すことができなくなってしまうというわけです。
特に、相手から別れを切り出された(ふられた)場合ほど、その傾向は顕著でした。
ふられたほうは、なかなか立ち直ることができず、未練タラタラ。よく見聞きする話ですね。
実際、そういう身になってしまっている人には酷な話かもしれませんが、「縁がなかったと、さっさと切り替える」こと、「次」を見ることが重要なようです。
実験にあったように、SNSなどで元恋人の様子をチェックしてしまう人は、まずそれをやめることから始めましょう。
海外ではそういう行動を「フェイスブック・ストーキング」などと呼んだりするそうです(なんだかその呼ばれ方だけで、そういうことをするのをためらいたくなりますね……)。
恋愛に限らず、執着すればするほど、そのことが頭から離れなくなってしまいますから、別の行動を起こすことで意識をそらすようにしてみましょう。
新しい習いごと、新しい出会い、新しい趣味などなど……その別れは人生に新たな風を呼び込むチャンスだと思って行動してみることです。
恋愛によるときめきは、脳にとても良い刺激を与えてくれ、がんばる力をもらえます。過去を引きずることなく、良い恋愛によって、人生に良い作用を起こしましょう!
☆ ☆ ☆
いかがだったでしょうか?
『誰でもできるのにほとんどの人がやっていない 科学の力で元気になる38のコツ』で紹介されているのは、世界の科学論文などで紹介されたエビデンスがあるメソッド。科学で証明されたノウハウは、きっとあなたの生活に役立つはずです。
テンションが下がった時に試したい、とっておきの方法が詰まった一冊をぜひ書店でチェックしてみてください。
誰でもできるのにほとんどの人がやっていない
科学の力で元気になる38のコツ
発行所/株式会社アスコム
【Amazonで購入する】
【楽天ブックスで購入する】
著者/堀田秀吾(アスコム)
明治大学法学部教授。言語学博士。熊本県生まれ。シカゴ大学博士課程修了。ヨーク大学修士課程修了。言葉とコミュニケーションをテーマに、言語学、法学、社会心理学、脳科学などのさまざまな学問分野を融合した研究を展開。専門は司法におけるコミュニケーション分析。研究者でありながら、学びとエンターテイメントの融合をライフワークにしており、「明治一受けたい授業」にも選出される。また、芸能事務所スカイアイ・プロデュースで顧問を務めるなど、学問と実業の世界をつなぐための活動も続けている。プライベートでは空手、サーフィン、マラソン、近年はヒップホップやロックダンスにも挑戦中と、エネルギッシュな日々を送っている。座右の銘は、「あとでやろうはバカやろう」。『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』(サンクチュアリ出版)、『図解ストレス解消大全科学的に不安・イライラを消すテクニック100個集めました』(SBクリエイティブ)など著書多数。