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なぜ怒りの感情は人やモノに当たると逆に激しくなるのか?

2024.05.03

「何となく元気が出ない」「仕事がしんどい」、こんな悩みを抱えていませんか?休み明けは特に感じるモヤモヤかもしれません。

実は、元気がない状態は〝科学の力〟で解消できるのだとか!

誰でもすぐ実践できるのに、まだ多くの人が試していないメソッドとは?明治大学教授の堀田秀吾さんによる著書『誰でもできるのにほとんどの人がやっていない 科学の力で元気になる38のコツ』から一部を抜粋・編集し、科学的根拠に裏付けされた「元気になる方法」を紹介します。

〈ののしり言葉は禁止!〉
怒りの感情は、人やモノに当たっても解消できず、それどころかより激しい怒りがわいてくる
——— アイオワ大学ブッシュマンらの研究

ネット社会と言われるようになって久しいですが、SNS上などで匿名でコメントをできる場がどんどんと増えています。

普段は腰が低く見えるけれど、ネットでは攻撃的な物言いを辞さない、いわゆる「ネット弁慶」というような人も少なくありません。

批判する対象が見知らぬ他人であれば、なおさら攻撃的になり、それをストレス解消の手段にしている……という人がいるかもしれませんが、これは止めておくべき行動です。

東フィンランド大学のネウヴォネンらによる研究で、世間や他人に批判的な物言いをする度合いを測る実験が行われました。

この結果、「人を信用できない」と考えて、攻撃的な物言いをしている人は、認知症になるリスクが高くなるという結果が得られたそうです。

人は「身体が先、脳があと」であり、日常生活であれ、ネット上であれ、他人をののしるようなことを繰り返していると、自然と「ののしり体質」になっていってしまうのです。

人格は日常の積み重ねです。

表面上をいくら取り繕ったとしても、日頃からの「ののしりグセ」がついていれば、徐々に徐々に、態度や雰囲気にあらわれるようになっていきます。

これに関連して、アイオワ大学のブッシュマンらの研究があります。

実験では、被験者たちに「怒ったときはパンチング・バッグを殴ると、怒りの解消に効果的」という記事を読ませて、そのあと怒らせてみて、どんな行動に出るかを調査したものです(テレビ番組のような実験ですね……)。

その結果、パンチング・バッグを殴った被験者はバッグを叩くことを楽しんだものの、怒りはおさまるどころか、怒りの対象の相手、ひいては関係ない人にまで怒りをぶつけるようになったそうです。

つまり、怒りの行動は、表現してしまうと広がってしまうということです。したがって、イライラしたとき、暴言を吐きたいときは、瞬間的に行動するのではなく、我慢をしてください。具体的には、何か言いたいことがあっても、それを悪い言葉ではなく、良い言葉に言い換えようと考えてみてください。

スワースモア大学のアシュという心理学者による有名な実験ですが、ある人を形容するのに

(1)知的な、器用な、勤勉な、温かい、決断力がある、実践的な、注意深い
(2)知的な、器用な、勤勉な、冷たい、決断力がある、実践的な、注意深い

と、2つのパターンで紹介したとき、印象にどれくらい違いがあるか調べました。

すると、後者に対する評価は否定的になりました。

しかし、見比べるとわかりますが、先の紹介で違うのはたった一語だけ、「温かい」と「冷たい」だけです。にもかかわらず、後者の評価が否定的なものが多くなったのです。

たとえば、議論などで反対意見があったとして、それが正当な内容だったとしても、ネガティブな表現、人をののしるようなニュアンスを加えてしまうと、相手の感情をむやみに刺激することになり、話し合いになりません。

怒りは、生物としてより原始的な脳である「大脳辺縁系」から起きる働きですが、人間はそれをコントロールする「大脳新皮質」が進化しています。つまり人間だからこそ、怒りは抑えられるのです。

怒りの感情も、大脳新皮質が稼働し始めるまでの少しの時間をおけばおさまります。

ですから、何よりも重要なのは瞬間的に怒らないこと。怒らない選択肢もあるんだ、怒るかどうかを選ぶことができるんだ、ということを常に頭に入れて、ふ〜っと、深呼吸などをしてください。

☆ ☆ ☆

いかがだったでしょうか?

『誰でもできるのにほとんどの人がやっていない 科学の力で元気になる38のコツ』で紹介されているのは、世界の科学論文などで紹介されたエビデンスがあるメソッド。科学で証明されたノウハウは、きっとあなたの生活に役立つはずです。

テンションが下がった時に試したい、とっておきの方法が詰まった一冊をぜひ書店でチェックしてみてください。

誰でもできるのにほとんどの人がやっていない
科学の力で元気になる38のコツ
発行所/株式会社アスコム
Amazonで購入する
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著者/堀田秀吾(アスコム)
明治大学法学部教授。言語学博士。熊本県生まれ。シカゴ大学博士課程修了。ヨーク大学修士課程修了。言葉とコミュニケーションをテーマに、言語学、法学、社会心理学、脳科学などのさまざまな学問分野を融合した研究を展開。専門は司法におけるコミュニケーション分析。研究者でありながら、学びとエンターテイメントの融合をライフワークにしており、「明治一受けたい授業」にも選出される。また、芸能事務所スカイアイ・プロデュースで顧問を務めるなど、学問と実業の世界をつなぐための活動も続けている。プライベートでは空手、サーフィン、マラソン、近年はヒップホップやロックダンスにも挑戦中と、エネルギッシュな日々を送っている。座右の銘は、「あとでやろうはバカやろう」。『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』(サンクチュアリ出版)、『図解ストレス解消大全科学的に不安・イライラを消すテクニック100個集めました』(SBクリエイティブ)など著書多数。

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