「何となく元気が出ない」「仕事がしんどい」、こんな悩みを抱えていませんか?休み明けは特に感じるモヤモヤかもしれません。
実は、元気がない状態は〝科学の力〟で解消できるのだとか!
誰でもすぐ実践できるのに、まだ多くの人が試していないメソッドとは?明治大学教授の堀田秀吾さんによる著書『誰でもできるのにほとんどの人がやっていない 科学の力で元気になる38のコツ』から一部を抜粋・編集し、科学的根拠に裏付けされた「元気になる方法」を紹介します。
繰り返し同じ行動をすることで、神経回路は強化される
「練習は本番のように、本番は練習のように」。
これは、アスリートやアーティストなど、「一発勝負」にかけるさまざまなプロフェッショナルに聞いたとき、みなさん口をそろえておっしゃることです。
本番を練習のように行うため、決まった動作(=ルーティン)を行い、本番を迎えています。
これは科学的に見たときも実に理にかなったやり方で、脳は繰り返し同じ行為をさせることにより、その行為をするための神経のつながり、回路が強化されます。その行為を効率的に行うための神経回路をつくりあげるのです。
たとえば、楽器を練習するとき、弾けないフレーズを繰り返し繰り返し弾くことにより、だんだん効率的に、そしていつの間にか自動的にそのフレーズが弾けるようになっていきます。
私たちがプレゼンや商談などで失敗してしまうのは、単純な話、いつも以上のパフォーマンスを本番に期待するからです。
しかしながら、脳の仕組みを見れば、そううまくいかないのは明らか。
つまり、日々の仕事への向き合い方が、そのままパフォーマンスに直結します。
たとえば、営業マンで言えば、表情や声の出し方、話の進め方など、大物のお客さんのところでだけ張り切っても、意味がありません。
どのお客さんに対しても、常に同じような態度で接していなければ、本番でそれ以上の成果は出ないのです。
繰り返されることで、行動は強化されていく。そう考えると、アスリートなどに限らず、すべての人にとって「練習も本番のように行う」ことが、自身の能力を高めていく方法ではないでしょうか。
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いかがだったでしょうか?
『誰でもできるのにほとんどの人がやっていない 科学の力で元気になる38のコツ』で紹介されているのは、世界の科学論文などで紹介されたエビデンスがあるメソッド。科学で証明されたノウハウは、きっとあなたの生活に役立つはずです。
テンションが下がった時に試したい、とっておきの方法が詰まった一冊をぜひ書店でチェックしてみてください。
誰でもできるのにほとんどの人がやっていない
科学の力で元気になる38のコツ
発行所/株式会社アスコム
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著者/堀田秀吾(アスコム)
明治大学法学部教授。言語学博士。熊本県生まれ。シカゴ大学博士課程修了。ヨーク大学修士課程修了。言葉とコミュニケーションをテーマに、言語学、法学、社会心理学、脳科学などのさまざまな学問分野を融合した研究を展開。専門は司法におけるコミュニケーション分析。研究者でありながら、学びとエンターテイメントの融合をライフワークにしており、「明治一受けたい授業」にも選出される。また、芸能事務所スカイアイ・プロデュースで顧問を務めるなど、学問と実業の世界をつなぐための活動も続けている。プライベートでは空手、サーフィン、マラソン、近年はヒップホップやロックダンスにも挑戦中と、エネルギッシュな日々を送っている。座右の銘は、「あとでやろうはバカやろう」。『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』(サンクチュアリ出版)、『図解ストレス解消大全科学的に不安・イライラを消すテクニック100個集めました』(SBクリエイティブ)など著書多数。