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仕事がしんどい時は20~30分昼寝するだけで能力が3割以上アップする?

2024.04.19

「何となく元気が出ない」「仕事がしんどい」、こんな悩みを抱えていませんか?休み明けは特に感じるモヤモヤかもしれません。

実は、元気がない状態は〝科学の力〟で解消できるのだとか!

誰でもすぐ実践できるのに、まだ多くの人が試していないメソッドとは?明治大学教授の堀田秀吾さんによる著書『誰でもできるのにほとんどの人がやっていない 科学の力で元気になる38のコツ』から一部を抜粋・編集し、科学的根拠に裏付けされた「元気になる方法」を紹介します。

〈睡眠で劇的に効率を上げる方法〉
20〜30分のマイクロスリープで能力が睡眠前よりも34%向上する
——— NASA(米航空宇宙局)ローズカインドらの研究

現代人はみな何かと忙しいですから、「早く寝よう!」と思っていても、いろいろと予定があったり、仕事が立て込んでいたりして、なかなか思った通りにはいきません。また、よく寝たはずなのに、お昼を過ぎる頃からだんだんと眠たくなってきた……という経験はないでしょうか。

お昼ご飯をガッツリ食べるなどして急激に血糖値が高くなると眠たくなってしまう、という話もありますが、実は人間の脳は、昼食をとる・とらないにかかわらず、午後2時くらいから眠くなるようになっています。

ですので、昼の眠気は、ある程度は生理現象として致し方ないのです。

そして眠気がマックスに差しかかったころ、瞬間だけ意識が飛んで「カクン」となったことがあると思います。

あれは「瞬間睡眠」あるいは「マイクロスリープ」と呼ばれており、実はこれが人間の脳にとって非常に重要なことだとわかってきました。

あのカクンとなる瞬間に、脳内で何が起こっているのかをまず説明しましょう。

言語、記憶、思考などの人間らしい行動を司っているのが脳の「大脳皮質」という部分。ここが疲れて働きが落ちてくると、いわゆる眠くなるという状態になります。

この働きをリフレッシュするために、瞬間的に眠らせて、脳を休ませようとする身体の作用が、あのカクンの正体なのです。

いわば、オーバーヒートしかけている脳をクールダウンさせてくれているわけです。

そうすることで、セロトニンとドーパミンの分泌を正常のレベルに戻そうとしているのです。

昼寝は甘えだ、という声もあるかもしれませんが、脳をリセットし、より高いパフォーマンスに戻すには必要な行為なのです。

NASA(米航空宇宙局)もこの研究を進めており、ローズカインドらの研究によると、パイロットたちにコックピットで平均26分間の仮眠を取らせたところ、彼らの能力が睡眠前に比べ34%も向上したと言います。

こうしたさまざまな研究結果を受けたからか、厚生労働省も昼寝を推奨していますし、昼寝を制度化して取り入れている会社もあります。

以前、平均睡眠時間が6時間未満の日本人が増加しており、平成27年には約4割に達したという調査結果が発表されました。

さまざまな理由で万年寝不足になりがちな現代の私たちの生活には、マイクロスリープや昼寝は、効率を上げるための大きな武器となります。

しんどいなぁというときは、少しお昼を早めに済ませ、机に突っ伏して20〜30分ほど仮眠をとるのはいかがでしょうか。

私も、デスクワークが中心の仕事をしていますが、移動の電車の中や机の上、あるいはソファーなどを見つけては、積極的に昼寝をする時間をとるようにしています。

実際やってみるとわかりますが、本当にパフォーマンスが高まりますよ。

ちなみに、30分以上の睡眠は、逆に眠気やだるさが残ったりして、パフォーマンスが落ちるという研究もありますので、昼寝のしすぎにはご注意を。

☆ ☆ ☆

いかがだったでしょうか?

『誰でもできるのにほとんどの人がやっていない 科学の力で元気になる38のコツ』で紹介されているのは、世界の科学論文などで紹介されたエビデンスがあるメソッド。科学で証明されたノウハウは、きっとあなたの生活に役立つはずです。

テンションが下がった時に試したい、とっておきの方法が詰まった一冊をぜひ書店でチェックしてみてください。

誰でもできるのにほとんどの人がやっていない
科学の力で元気になる38のコツ
発行所/株式会社アスコム
Amazonで購入する
楽天ブックスで購入する

著者/堀田秀吾(アスコム)
明治大学法学部教授。言語学博士。熊本県生まれ。シカゴ大学博士課程修了。ヨーク大学修士課程修了。言葉とコミュニケーションをテーマに、言語学、法学、社会心理学、脳科学などのさまざまな学問分野を融合した研究を展開。専門は司法におけるコミュニケーション分析。研究者でありながら、学びとエンターテイメントの融合をライフワークにしており、「明治一受けたい授業」にも選出される。また、芸能事務所スカイアイ・プロデュースで顧問を務めるなど、学問と実業の世界をつなぐための活動も続けている。プライベートでは空手、サーフィン、マラソン、近年はヒップホップやロックダンスにも挑戦中と、エネルギッシュな日々を送っている。座右の銘は、「あとでやろうはバカやろう」。『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』(サンクチュアリ出版)、『図解ストレス解消大全科学的に不安・イライラを消すテクニック100個集めました』(SBクリエイティブ)など著書多数。

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