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大事な面接や商談を成功に導く「たった1分の準備」とは?

2024.04.23

「何となく元気が出ない」「仕事がしんどい」、こんな悩みを抱えていませんか?休み明けは特に感じるモヤモヤかもしれません。

実は、元気がない状態は〝科学の力〟で解消できるのだとか!

誰でもすぐ実践できるのに、まだ多くの人が試していないメソッドとは?明治大学教授の堀田秀吾さんによる著書『誰でもできるのにほとんどの人がやっていない 科学の力で元気になる38のコツ』から一部を抜粋・編集し、科学的根拠に裏付けされた「元気になる方法」を紹介します。

〈ここ一番で結果を出すために〉
胸を張って生活することで「できる人」のオーラが自然と発せられるようになる
——— 南カリフォルニア大学ボーンズ、ウィルタームスの研究

面接や重要な打ち合わせ・商談など、人生には「ここぞ!」という重要な場面が訪れます。そんな大事なときに、バシッ! と決めるにはどうすればいいか、その方法を考えていきましょう。

ハーバード大学のカディらが、こんな実験をしています。

それは、被験者を堂々とした姿勢の人と縮こまった姿勢の人に分け、その姿勢を1分間維持したあとに模擬就職面接をさせたら、結果はどうなるか、というものです。

この結果、「パフォーマンス」や「雇用の可能性」などの評価は、面接前に堂々とした姿勢を1分間取ってから臨んだ人たちのほうが高いものとなりました。

この際、被験者本人たちのパワフルさに関する自己評価も高かったそうです。「積極性」に関わるホルモン、テストステロンが出ている感じが伝わってきます。

ただ、ここでの一番のポイントは、「事前に堂々とした姿勢をしただけで効果があった」というところ。面接時に良い姿勢でなくても、直前に実行するだけで効果があるのです。

ここ一番の勝負に臨む前は、トイレなどに駆け込み、数分間背筋を伸ばし、それから本番に臨んでみるのが良さそうです。

もちろん本番でも、しっかり背筋と胸を張って、堂々と勝負に臨むのがベスト。背筋が伸びている人のたたずまいは美しいし、覇気があるように見えます。

宝塚歌劇団で組長をされていた方に聞いたのですが、「オーラを出すにはまず姿勢」。

背筋を上から引っ張られるように伸ばし、胸をしっかりと張ることが大事だそうです。

実際に、私が協力をしている俳優養成所の俳優たちが、その方に指導していただいたところ、本当に一瞬で雰囲気が変わり、驚きました。

これを裏づける実験もあります。

オークランド大学のネアーらの実験で、背筋を伸ばした被験者と背筋を丸めた被験者に文章を読ませたり、ストレスの高まるスピーチ課題などをさせたりしたところ、背筋を伸ばしていた被験者たちは、背筋を丸めていた被験者たちよりも、より高い自己評価になり、気分も良く、恐怖心も少なかったという報告があります。

また、南カリフォルニア大学のボーンズとウィルタームスの研究で、

(1)アゴを上げて胸を張って見下ろすかのような自信に満ちた姿勢
(2)普通にまっすぐ前を見る姿勢
(3)猫背のような姿勢

という姿勢をしてもらった上で、「痛みに耐える」実験を行いました。

その結果、1の偉そうな姿勢のときが、痛みに対するストレス耐性がもっとも高くなり、痛みを感じにくくなっていることがわかったのです。

さらにもう一つの実験で、胸を張っていると、一緒にいる人も痛みに対する耐性が高くなることがわかりました。これはつまり、胸を張っていると、自分もまわりの人もストレスに耐えられるようになるというわけです。

これはたとえば、リーダーが自信にあふれていれば、その下でがんばる人たちも良い影響を受けるということです。

もちろん、やりすぎると不快感を与えてしまいますので、ほどほどに……ではありますが、「胸を張る」というのは、バカにできないどころか、驚くほどの効果があります。

元気なポジティブオーラを発したい! という方は、ぜひ、胸を張ることを意識してみてください。

☆ ☆ ☆

いかがだったでしょうか?

『誰でもできるのにほとんどの人がやっていない 科学の力で元気になる38のコツ』で紹介されているのは、世界の科学論文などで紹介されたエビデンスがあるメソッド。科学で証明されたノウハウは、きっとあなたの生活に役立つはずです。

テンションが下がった時に試したい、とっておきの方法が詰まった一冊をぜひ書店でチェックしてみてください。

誰でもできるのにほとんどの人がやっていない
科学の力で元気になる38のコツ
発行所/株式会社アスコム
Amazonで購入する
楽天ブックスで購入する

著者/堀田秀吾(アスコム)
明治大学法学部教授。言語学博士。熊本県生まれ。シカゴ大学博士課程修了。ヨーク大学修士課程修了。言葉とコミュニケーションをテーマに、言語学、法学、社会心理学、脳科学などのさまざまな学問分野を融合した研究を展開。専門は司法におけるコミュニケーション分析。研究者でありながら、学びとエンターテイメントの融合をライフワークにしており、「明治一受けたい授業」にも選出される。また、芸能事務所スカイアイ・プロデュースで顧問を務めるなど、学問と実業の世界をつなぐための活動も続けている。プライベートでは空手、サーフィン、マラソン、近年はヒップホップやロックダンスにも挑戦中と、エネルギッシュな日々を送っている。座右の銘は、「あとでやろうはバカやろう」。『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』(サンクチュアリ出版)、『図解ストレス解消大全科学的に不安・イライラを消すテクニック100個集めました』(SBクリエイティブ)など著書多数。

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