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きれいな状態ですぐに着られる!タイパを意識した理想のクローゼット収納術

2024.04.18

忙しい毎日の中、お手入れが後回しになりがちなのがクローゼット。しかし現代の生活では、衣類についた花粉やウイルス、害虫など…気になることも増えている。もっと整理したい!清潔にしたい! 理想のクローゼットはあるけれど、なかなか実現できていない人が多いのでは?

そこでエステーはこのほど、衣替えシーズンに合わせて、理想のクローゼットとタイパ意識に関する調査の結果とともに、住生活ジャーナリスト・藤原千秋さん監修による「理想のクローゼットを叶えるタイパ術」を紹介するガイドブックを公開した。詳細は以下の通り。

「服を取り出しやすい」と「清潔」が理想、約6割は理想をかなえられず

■理想のクローゼットTOP2は「整理されていて服を取り出しやすい」「汚れ・カビ・虫・菌などがなく清潔」

エステーはクローゼットの管理を含む家事を普段から行っている全国の既婚男女579人に、調査を実施。理想のクローゼットについて聞いた質問では「整理されていて、服を取り出しやすいクローゼット」が60%を越えて1位に。

次に、「汚れ・カビ・虫・菌などがなく清潔なクローゼット」が約50%で続いた。自由回答では、「花粉や嫌なにおいのとれるクローゼット」「無限に服が収納できる」「衣替えを自動でしてくれる」「勝手に整理整頓してくれる」など、衣類のケアができること、クローゼットとしての清潔感があること、使い勝手がよいことなど様々な観点での声が挙がった。

■約6割が理想のクローゼットでないと回答

一方、クローゼットが「非常に理想の状態になっている」「やや理想の状態になっている」と答えた人は36.8%となり、約6割は理想のクローゼットを実現できていないことがわかった。クローゼットの効率的な管理に対する課題が、調査から裏付けられた。

■タイパを高めたいがかなえられていない家事1位に「衣類の収納や整理」

また、家事に対するタイパ意識を調査したところ、約9割の人が家事においてタイパを高めたいと思うと回答し、タイパへの関心が非常に高まっていることが伺える。

一方、クローゼットや衣類の管理においてはタイパを追求できていないのが実情のようだ。タイパを高めたいが全く効率化できていない家事があるかどうかを聞いたところ、1位は「衣類の収納や整理」(28.3%)、2位は「料理」(27.3%)とほぼ並んだ。

また、特筆すべき項目が「クローゼットの掃除」で、タイパを高めたいが全く効率化できていないと答えた人(20.0%)は、すでにタイパを意識して効率化していると答えた人(5.4%)の約3.7倍に上り、全家事の中で理想と実態のギャップが最も大きいことがわかった。

「衣類の収納や整理」および「クローゼットの掃除」について、全く効率化できていない理由としては、「家事の中で優先順位が低く、後回しになってしまう」が最も多く、続いて「タイパを高める方法が分からない」と答えた人が多く、他の家事に対して手が回っておらず、ノウハウが不足している状況が見えてきた。

調査結果を受けて、「理想のクローゼットを叶えるには、どうすればよいのか?」「クローゼットのタイパを高めるには何が必要か?」、住生活ジャーナリストの藤原千秋さんに聞いた。

忙しいから手間をかけず「きれいな状態ですぐに着られる」クローゼットが理想

■「取り出しにくい」「シワや汚れがある」場合はタイパを見直そう

一見整っているように見えても、「使う時に、着たい服がすぐに取り出せなかったり、しまっている間にシワやシミがついてしまい、ひと手間かけないと着られないのは、タイパが悪いクローゼットになっている可能性があります」と藤原さんは指摘する。クローゼットの本来の役割は、効率よく快適に衣類を使えるようにすること。美しく整理することより出しやすくする管理が大切だ。

また、「以前と比べて、便利なアイテムが増えたはずなのに、家事が楽にならないのは、完璧を求めて無理をしているからかも。家族の生活スタイルに合わせて、ゴールを設定することも大事です」(藤原さん)。

■手間なく服をきれいな状態で着られるよう、無理なく効率的に管理

それぞれの家族にとって気持ちよく、使いやすいクローゼットを考えるのが藤原さん流だ。理想のクローゼットに正解はないが、「掃除しやすく清潔が保てる」「服の出し入れがしやすく、服が傷んだり劣化したりせず、お手入れの手間をかけずにすぐに着られる」状態をつくることが、クローゼットのタイパを高めるポイント。そのためには、服をしまうときの工夫や、服や収納アイテムを出し入れしやすい状態づくり、衣類の見える化、便利な収納アイテムの活用などが大切だ。

タイパを下げるクローゼットのNG習慣チェックリスト

■衣類を傷ませるNG習慣に注意

タイパの悪いクローゼットでは、普段掃除もしづらく、収納している間に虫食いやカビ、シミ、シワが発生し、使うときに余計な手間を取られてしまう。

例えば、脱いだ服をクローゼットにすぐに収納すること。これは衣類の大敵である虫食いやカビ、シミやニオイのリスクを持ち込む行為となる。虫食いの原因となる衣類害虫は、屋外で衣類に付いて侵入することもあり、皮脂や食べこぼしは、虫の栄養となり、虫食いのリスクを高める。また、湿気や汗を含んだ衣類はカビやシミの原因になるので、クローゼットに持ち込むのはNGだ。

■詰め込みすぎはタイパを下げる

衣類がぎゅうぎゅうな状態では、風通しが悪く湿気が溜まりやすくなる上に、衣類が取り出しにくく、シワになってしまう。詰め込みすぎると、しまっている衣類が把握できない状態に。その結果、着たい服をすぐに取り出せず、無駄な買い物も増やしてしまう。

最後に、掃除しにくい環境になっていないかもチェックしよう。ホコリが溜まった状態で放っておくと、衣類害虫が卵を産み付けたり、カビのリスクも。蓋つきでキャスターのない収納ケース、床への衣類の直置きは、衣類やアイテムを出し入れしにくく、掃除もしづらいため、タイパを下げることにつながる。

タイパを重視する人のための理想のクローゼット実践術4選

湿気や汚れ、ニオイをクローゼットに持ち込まないことが、衣類の劣化を防ぎ、清潔な理想のクローゼットを叶えるための絶対条件。ホコリや水分、季節によっては花粉など、クローゼットにしまう前に対処することで、きれいな状態で衣類を管理でき、すぐに着ることが可能となる。

着たあと洗わずに収納するコートやジャケットは、すぐにクローゼットへ入れず、外で乾かしてからしまおう。コートやニットなどは、専用のブラシで軽くブラッシングすると、表面の汚れをさっと落とすことができる。

また、カバンやベルトなどの革製品は、水分を含みやすくニオイの原因にも。しっかり乾燥させた状態で、クローゼットの上のほうに収納しよう。

クローゼット内で収納ケースにたたんで収納する場合もあるが、衣類にシワが付いてしまう可能性がある。着るたびにアイロンがけするのは面倒であり、たたんで下になった衣類は、取り出しづらくなる。稀に衣類をたたんで床に直置きするケースもあるが、カビや虫食いの原因になるので、できれば避けてほしい。

タイパを考えると、収納にも取り出しにも手間がかからない「かける収納」がおすすめ。特によく使う衣類は、かける収納を心掛けてほしい。収納スペースには限りがあるので、家族にとって適正な衣類の量をキープすることも重要だ。着なくなった衣類は、リサイクルに出すなど、溜め込まないようにしよう。

クローゼットを理想の状態で管理し、タイパのよい生活を送るには、収納するモノを把握できていることが大前提。衣類やバッグがどんなにたくさんあっても、どのアイテムが何点あるか、見える化できていれば、季節外のアイテムの管理も簡単で、衣替えの時もスムーズだ。アイテムかぶりを避けたり、不要な衣類をチェックするのも簡単だ。

藤原さんが「かける収納」をすすめるのは、今着られる服を把握しやすいからでもある。詰め込みすぎず、クローゼットを開けた瞬間に服が一覧できたら快適というものだ。

マメな方は、衣類を写真に撮って表をつくったり、アプリで管理するのも手。天気などに合わせてコーディネートを提案してくれるアプリもあるので、うまく活用すれば、よりタイパが上がりそうだ。

クローゼットには衣類の繊維が落ちるので、よくホコリがたまる。虫食いやカビのリスクを下げるためにも1ヵ月に1回くらいは掃除したいところ。

だからこそ、タイパに繋がるアイテムを活用しながら、隅々まで掃除がしやすく、清潔をキープできる環境をあらかじめつくっておくのがコツだ。できるだけ床置きのモノを減らして、収納ケースなどを置く場合は引き出し式・キャスター付きを活用しよう。

さらに収納ケースは、プラスチック製のものでそろえれば、アルコールでさっと拭くだけで簡単に清潔に。掃除機はノズルの伸びるハンディタイプ、できればサイクロン式がおすすめだ。楽な体勢で隅まで届き、ボタンやアクセサリーを吸い込んでしまっても、簡単に取り出せる。虫食いもカビも防げる防虫剤など、多機能な予防アイテムを活用するのもおすすめだ。

まとめ

藤原さんがすすめる4つのテクニックは、手間や時間をかけず、清潔なクローゼットをキープするために、とても有効だ。衣類がいつでもキレイな状態にすぐに着ることができれば、余計な洗濯やアイロンがけで、暮らしのタイパを下げずに済む。さらには、普段からタイパの良いクローゼットを実践していれば、面倒な「衣替え」も楽に時間をかけずに行うことができるのもポイントだ。

理想のクローゼットに近づけるには、家族の性格や生活に合わせた工夫が大切。「仕事や子どもの成長でライフスタイルは毎年変わるので、クローゼットと衣類の管理も常にアップデートしている」と藤原さんは言う。

例えば子どもが小さいうちは、藤原さんが衣類をすべて管理していたが、大きくなると難しくなる。今は、一人ずつかごを用意して、洗濯物を分けていれるだけ。あとは、本人がかけたり、たたんだりと、それぞれに管理を任せている。

理想のクローゼットを叶えるためには、押し付けない、完璧を求め過ぎないのも大切なこと。家族の形に最適な、タイパのよい暮らしを目指そう。

[監修]藤原千秋さん
ライター・住生活ジャーナリスト。
「家のなか」の事をテーマにウェブ、雑誌、新聞等で執筆。大手住宅メーカー営業職を経て2001年よりAllAboutガイド。最新の監修書に『家事ずかん750』(朝日新聞出版)。

出典元:エステー

構成/こじへい

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