先行きの見えない今の時代。将来の不安を少しでも解消するべく、株式投資を考える人は昨今多い。しかし、耳慣れない単語が多く、未知のことだらけで何から始めたらいいかわからないという株初心者は少なくないだろう。
では、既に株式投資に取り組んでいる人たちは、どんなことを知りたいと思っているのか、また、どんな点に悩んでいるのだろうか?
オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」はこのほど、全国の株式投資に取り組む20代~70代の男女800名を対象に、株式投資における「悩み」についてアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
個人投資家が最も知りたい情報は「銘柄」
株の取引を行うにあたって、個人投資家が最も知りたいと思っている情報はどんなことか。調査の結果、最も多くの回答数を得たのは「具体的な銘柄」だった。800人のうち3割を超える252人(31.5%)がこの項目を選び、やはり、「どの株を買えばいいのか」という情報が求められていることがわかる。
2位には「買い時」184人(23.0%)、3位には「売り時」162人(20.3%)が入った。いずれも売買のタイミングに関する情報であり、実際の取引を行う際には、こうした点も重要となってくることがわかる。すでに株式投資を実践している人たちならではの回答と言えるだろう。
この傾向は、年代別に見ても大きな差は見られなかった。ただ、より経験が浅いと思われる20代では、他の年代に比べて「買い時」を選んだ人が少なく、「話題のテーマ」と答えた人のほうが多い結果となった。また、どの年代でも一定の割合の人が、「心構え」について知りたいと思っているようだ。