マップコードでの目的地設定でもう道に迷わない
そんなとき、多くのナビゲーションシステム搭載車で大いに役立つのが、ナビゲーションの目的地設定方法のひとつ、マップコードである。あらかじめ「Googleマップでの日本マップコード検索」、またはMapion(地図マピオン)を使ってパソコンやスマートフォンなどで、目的地をピンポイントで探すことができれば、「Googleマップでの日本マップコード検索」ではそこをタップすると画面の下に(スクロールの必要あり)マップコードが示され、例えば292 551 334*34などというマップコードが得られ、それをクルマのナビゲーションの目的地設定のマップコード検索画面にセットすれば、かなりの精度で目的地にたどり着くことができるのだ。
Mapionの場合は、生きたい場所の地図を開き、ピンポイント(+)で右クリック(PCの場合)し、「地図URL」からマップコードを入手できるので、自身の目的地設定だけでなく、誰かに伝えることもたやすいのである。
もちろん、カーナビゲーションのマップ画面上で、データの入っていない場所を目的地設定する場合、画面をタップして目的地とすることができる機種もあり、例えば三井アウトレットパーク木更津に行く際、ナビに「三井アウトレットパーク木更津」を目的地設定すると、施設の中央付近が目的地になってしまう。
それでは駐車場へのアクセスがあいまいになってしまうのだ。そこで「Googleマップでの日本マップコード検索」画面から三井アウトレットパーク木更津の駐車場入り口を特定し、マップコードを表示させれば、お目当てのお店に近いパーキングを、ピンポイントで目的地設定することができたりする。
が、誰かとそこで待ち合わせする・・・といったケースでは、目的地データを共有できない。が、相手にメールなどでマップコードを伝えれば、お互いにスムーズにピンポイントで目的地設定ができ、目的地に着き、合流することもできるというわけだ。
カーナビゲーションの目的地設定で正確な場所が特定できない施設では、HPにマップコードが示されていることもあるから要チェックである。個人宅の場合は、あらかじめ上記の「Googleマップでの日本マップコード検索」またはマピオンを使って自宅のマップコードを特定してもらうと万全だろう。※さすがに住人なら、詳細な自宅の位置が分かるはず。
繰り返しになるが、目的地がナビゲーションシステムにデータが入っていないときは、まず「Googleマップでの日本マップコード検索」またはマピオンで周辺マップを出してから、ピンポイントで位置を特定し、マップコードを表示させればよい。
先日も、伊豆高原のさくらの里を目的地にしたかったのだが、さくらの里は広範囲で、ナビゲーションシステムの目的地設定では不確実。そこでマップを拡大して駐車場らしき場所を特定。そのマップコードを目的地設定にしたところ、ほぼピンポイントでさくらの里駐車場にたどり着くことができた。
ぜひ、ゴールデンウィークを始めとするドライブ旅行でマップコードを活用し、目的地へのドライブを迷わず楽しんでいただきたい。
文/青山尚暉
写真/雪岡直樹 青山尚暉