新NISAがスタートし、日経平均株価が史上最高値を更新するなど、いま、日本の株式市場がかつてないほど注目を集めている。
株式投資に関する様々な記事がメディアをにぎわせているが、実際に株式投資に取り組んでいる個人投資家は、具体的にどんな投資に関心を持っているのだろうか。
オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」では、全国の株式投資に取り組む20代~70代の男女800名に、どんな株取引に興味があるかのアンケート調査を実施した。
興味のある株取引、安定感のある「株主優待」「高配当株」が依然として人気
まず個人投資家の関心をより正確に把握するため、「高配当株で配当生活を実現したい」「デイトレードでがんがん稼ぎたい」「株主優待でお得感を得たい」「インデックス投資で手間なく増やしたい」など合計17(「その他」を含む)の選択肢を提示し、複数回答で選んでもらった。
その結果、最も多くの回答数を得たのは「株主優待でお得感を得たい」で、4割を超える346人(43.3%)が選んでいた。2位は、わずかの差で「高配当株で配当生活を実現したい」。
株式を保有しているだけで優待や配当などの利益が得られるため昔から個人投資家の間で人気の商品が、依然として関心を集めていることが判明。
また、3位に入ったのが「定期預金より増えれば良い」、4位が「安心感のある好業績銘柄の株を買いたい」ということからも、多くの人が、基本的には安定感のある投資を望んでいることがわかる。5位には「好きな会社の株を買って応援したい」がランクインした。
一方、あまり人気がなかったのは「成長株でテンバガー(10倍株)を当てたい」「デイトレードでがんがん稼ぎたい」「IPOで爆上がり銘柄を当てたい」など、大きな利益を追求する投資。ワースト5(「その他」を除く)は、以下のようになった。