「そろそろ痩せなくちゃまずい!」と思いつつ、なかなかダイエットが始められなかったり、続かなかったりした経験はありませんか?ものぐさなマインドも、続けられない挫折も、誰しも一度は抱えたことがあるはず。
勝手に内臓脂肪が減ってくれたら、どんなにいいことか――。そんな奇跡の願いをかなえるダイエットが医師の齋藤真理子さんによる「齋藤式満腹やせメソッド」です!
彼女の著書『「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術』から一部を抜粋・編集し、内臓脂肪を落とすための基礎知識や続けやすいダイエットのコツを紹介します。
バスタイムのリラックス効果を上げ、ドカ食いを防ぐ
帰宅が遅くなった日や夏の暑い日などのバスタイムは、シャワーだけで簡単に済ませてしまいがちではありませんか。
でも、基礎代謝を高めて内臓脂肪を燃やしやすくするためには、できるだけ湯船に浸かって、体を芯から温めましょう。
私も、その効果の高さから、炭酸とマグネシウム入りのお風呂タブレットを開発しましたが、炭酸タブレットを入れるのもおすすめです。
ストレスの溜まりすぎは心身の健康に悪影響を与え、自律神経を乱す原因になります。
さらにはドカ食いに走るなど無謀な行動につながってしまうことも。
■本当にリラックスできる入浴法
ゆったりと湯船に浸かるバスタイムは、ストレスを解消するのに簡単で効果の高い方法の1つです。
やや低温の38℃くらいのお湯に10分程度、半身浴でゆっくりと浸かることで、リラックスして副交感神経が優位になり、疲労も回復していきます。
また、体が温まって血行がよくなると、インスリンの分泌が促進されます。
さらにリンパの流れもスムーズになって、老廃物が排出されやすくなるなど、いい効果がたくさんあります。
注意したいのは、あくまでぬるめのお湯に浸かるということ。
42℃以上の熱いお湯に長時間浸かると、交感神経を刺激してしまい、かえって体を緊張させてストレスを高めてしまうの可能性があります。
入浴前にはコップ1杯の水を飲んで水分補給をし、脱水症状に気をつけましょう。
水もいいですが、おすすめなのが炭酸水。
実は私、「炭酸ドクター」という異名をいただくほど炭酸オタクです。
お風呂上がりの炭酸水は、水分補給だけでなく血行を促進させる効果があるので、お風呂で温まった熱が全身に回るようになり、体の熱を冷めにくくしてくれます。
■自分の呼吸に意識を向けるだけでもリラックス効果は得られる
呼吸が静まると心が穏やかになることから、ヨガでは心と呼吸が連動していると考えます。特に腹式呼吸は、副交感神経を刺激し、リラックスさせる効果があります。
できるだけゆっくりと鼻から息を吸い込み、お腹を膨らませます。
吐くときもできるだけゆっくりと、お腹から吐くイメージでへこませながら、鼻から吐き出します。
腹式呼吸ができなくても、緊張や不安を感じたときは、できるだけ長く息を吐くだけでもOK。
体から余分な力が抜けて、吐く息によって副交感神経が刺激され、心と体が落ち着きを取り戻します。
忙しいときや仕事中でも、ふと気がついたときに深い呼吸をしてみるクセをつけると、自律神経のバランスも乱れにくくなり、心身ともに落ち着いて過ごせる助けになるでしょう。
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いかがだったでしょうか?
きつくて続かないダイエットをあれこれがんばるよりも、まずは正しい知識を持って、継続できる方法を取り入れていくことが大切です。
「すぐに効果が実感できないと嫌」「忙しくてダイエットに時間を割けない」という人におすすめの「齋藤式満腹やせメソッド」。ラクに痩せられる健康メソッドが詰まった一冊をぜひ書店でチェックしてみてください。
「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術
発行所/株式会社アスコム
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著者/齋藤真理子(アスコム)
医療法人社団山本メディカルセンター理事長。
医学博士、日本形成外科学会専門医。分子栄養学認定医。
昭和大学医学部大学院卒業。2010年に山本メディカルセンターに入職。皮膚科・形成外科を立ち上げる。2016年4月山本メディカルセンター2代目院長に就任。
日々の診療を通して、「健康は決して外からの治療だけで得られるものではなく、分子レベルで、身体の内側から健康にならないと成り立たない」と実感し、分子栄養学認定医の資格を取得。さらに、自身でもさまざまな健康法・ダイエット法を実践。その知識と経験をもとにしたわかりやすい解説で、NHK「あさイチ」、テレビ朝日「林修のレッスン!今でしょ」、中京テレビ「それって!? 実際どうなの課」など、テレビ出演も多数。
さらに、分子栄養学の観点からメニューを考案しているカフェレストラン・桜山茶寮や、訪問看護ステーションなども運営し、総合的に患者さんの健康管理をサポートしている。