「そろそろ痩せなくちゃまずい!」と思いつつ、なかなかダイエットが始められなかったり、続かなかったりした経験はありませんか?ものぐさなマインドも、続けられない挫折も、誰しも一度は抱えたことがあるはず。
勝手に内臓脂肪が減ってくれたら、どんなにいいことか――。そんな奇跡の願いをかなえるダイエットが医師の齋藤真理子さんによる「齋藤式満腹やせメソッド」です!
彼女の著書『「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術』から一部を抜粋・編集し、内臓脂肪を落とすための基礎知識や続けやすいダイエットのコツを紹介します。
自律神経を整えれば、体脂肪も整いはじめる
さて、ここまでは、「齋藤式満腹やせメソッド」を中心にお話を進めてきましたが、この章では、それ以外に日ごろから気を付けたい生活習慣をここからは、ご紹介していきます。
全部を意識するというのは難しいかもしれません。
ですが、できそうだというものがあれば、ぜひ1つでも日々の生活で意識してみてください。
まず一番に意識してほしいのが、「自律神経のバランスを整える」ということです。自律神経には内臓の働きや代謝を調整する役割があります。
自律神経には活動しているときに活発になる「交感神経」と、リラックスしているときに活発になる「副交感神経」があって、この2つがバランスよく機能していると、食事のとき食欲が出すぎることなく、代謝も進んで肥満になりにくいといえます。
しかしこのバランスが崩れると代謝がうまくいかず、脂肪がつきやすくなります。
自律神経が乱れる原因には、ストレスや過労、不規則な生活などがあげられます。
さらにストレス状態になると、体は内臓脂肪を蓄える方向に働きます。
そのため、ストレス過多の人はお腹周りだけ太る、いわゆるメタボな体形になってしまう危険性が高まります。
また過緊張の状態が続くストレスフルな日常は、交感神経が優位になりすぎて、自律神経のバランスを崩しがちです。
好きなハーブティーを飲みながら音楽を聴く、ゆっくりお風呂に入るなど、強制的に副交感神経を優位にするための自分なりの方法を持っておくのも、自律神経を整えるためには、おすすめです。
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いかがだったでしょうか?
きつくて続かないダイエットをあれこれがんばるよりも、まずは正しい知識を持って、継続できる方法を取り入れていくことが大切です。
「すぐに効果が実感できないと嫌」「忙しくてダイエットに時間を割けない」という人におすすめの「齋藤式満腹やせメソッド」。ラクに痩せられる健康メソッドが詰まった一冊をぜひ書店でチェックしてみてください。
「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術
発行所/株式会社アスコム
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著者/齋藤真理子(アスコム)
医療法人社団山本メディカルセンター理事長。
医学博士、日本形成外科学会専門医。分子栄養学認定医。
昭和大学医学部大学院卒業。2010年に山本メディカルセンターに入職。皮膚科・形成外科を立ち上げる。2016年4月山本メディカルセンター2代目院長に就任。
日々の診療を通して、「健康は決して外からの治療だけで得られるものではなく、分子レベルで、身体の内側から健康にならないと成り立たない」と実感し、分子栄養学認定医の資格を取得。さらに、自身でもさまざまな健康法・ダイエット法を実践。その知識と経験をもとにしたわかりやすい解説で、NHK「あさイチ」、テレビ朝日「林修のレッスン!今でしょ」、中京テレビ「それって!? 実際どうなの課」など、テレビ出演も多数。
さらに、分子栄養学の観点からメニューを考案しているカフェレストラン・桜山茶寮や、訪問看護ステーションなども運営し、総合的に患者さんの健康管理をサポートしている。