小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

たくさん食べてもエネルギー不足になって疲れがとれない理由

2024.05.04

「そろそろ痩せなくちゃまずい!」と思いつつ、なかなかダイエットが始められなかったり、続かなかったりした経験はありませんか?ものぐさなマインドも、続けられない挫折も、誰しも一度は抱えたことがあるはず。

勝手に内臓脂肪が減ってくれたら、どんなにいいことか――。そんな奇跡の願いをかなえるダイエットが医師の齋藤真理子さんによる「齋藤式満腹やせメソッド」です!

彼女の著書『「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術』から一部を抜粋・編集し、内臓脂肪を落とすための基礎知識や続けやすいダイエットのコツを紹介します。

たくさん食べてもエネルギー不足が起き、疲れがとれない理由

「今日は頑張ったから、疲れをとるために甘いものをたくさん食べよう」

「今日は夜から忙しいから、昼はたくさん食べてエネルギーを蓄えよう」

「夜食をしっかり食べて頑張ろう」

このようなことを考えたり、実行したりしたことはありませんか?

残念ながら、たくさん食べても、体内がエネルギーたっぷりの状態は続きませんし、逆にエネルギー不足を引き起こす可能性もあります。

その原因が、インスリンの働きです。

エネルギーとなる糖質をたくさん食べたとしても、エネルギーとなる前に、その多くを、インスリンが脂肪として蓄えてしまうからです。

そして、血糖値スパイクが起きて、血糖値が低くなります。

血糖値が低い状態というのは、ある種のガス欠の状態です。

そのため、頭がぼーっとしたり、体のダルさを感じたり、集中できなかったりとパフォーマンスの面でさまざまな影響が出ます。

私は、以前、実験で、血糖値を測る機械をつけながら仕事をしていたことがありますが、血糖値が100で安定しているときは、自分でこの状態を「菩薩モード」と名付けたほど集中でき、すこぶる仕事のパフォーマンスがよかったです。

やせるだけでなく、パフォーマンスも上がる。だからこそ、ぜひ「戦略的間食術」を取り入れてほしいのです。

■疲れにくくなるためにも、体質を変える

そもそも糖質をエネルギーとする「糖質代謝」だと、長期的なエネルギーを得るには、あまり効率的とはいえません。

糖質代謝は食事から摂取した糖質に加えて、体に糖質が不足したときに補充できるよう肝臓に貯蔵されている「グリコーゲン」、肝臓がアミノ酸などからブドウ糖を作り出す「糖新生」という働きによって作られたものをエネルギー源としています。

一見すると3本柱で安定した供給かと思える「糖質代謝」ですが、体内に貯蔵できるグリコーゲンは200〜300g程度で1000kcal程度しかなく、これは食事から摂取しないままだと約12時間ほどでなくなってしまう量です。

一方で、前述した「脂質代謝」は、長期的に体にエネルギーを補給できます。

なぜなら、「脂質代謝」で使われる脂肪は、ブドウ糖とは違って体内に豊富に貯蔵されています。

例えば体重60kg、体脂肪率20%の人の場合は脂肪量は、12kgになり、これは約10万kcal相当になります。

また、「脂質代謝」は、「糖質代謝」に比べてパワフルであるのも特長です。

「糖質代謝」で得られるエネルギーは着火するのが早い分、燃料切れになるのも早いのが特徴です。

対して「脂質代謝」で得られるエネルギーは、着火はゆっくりながらも、燃え出すとなかなか消えずに長くエネルギーとして働きます。

「糖質代謝」が落ち葉や小枝での焚き火、「脂質代謝」が備長炭や石炭に置き換えてイメージするとわかりやすいかもしれません。

内臓脂肪を落とすだけでなく、長時間、エネルギッシュで活動的な生活を送るためにも、「脂肪燃焼体質」への変更は、非常に有効的であるといえるでしょう。

☆ ☆ ☆

いかがだったでしょうか?

きつくて続かないダイエットをあれこれがんばるよりも、まずは正しい知識を持って、継続できる方法を取り入れていくことが大切です。

「すぐに効果が実感できないと嫌」「忙しくてダイエットに時間を割けない」という人におすすめの「齋藤式満腹やせメソッド」。ラクに痩せられる健康メソッドが詰まった一冊をぜひ書店でチェックしてみてください。

「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術
発行所/株式会社アスコム
Amazonで購入する
楽天ブックスで購入する

著者/齋藤真理子(アスコム)
医療法人社団山本メディカルセンター理事長。
医学博士、日本形成外科学会専門医。分子栄養学認定医。
昭和大学医学部大学院卒業。2010年に山本メディカルセンターに入職。皮膚科・形成外科を立ち上げる。2016年4月山本メディカルセンター2代目院長に就任。
日々の診療を通して、「健康は決して外からの治療だけで得られるものではなく、分子レベルで、身体の内側から健康にならないと成り立たない」と実感し、分子栄養学認定医の資格を取得。さらに、自身でもさまざまな健康法・ダイエット法を実践。その知識と経験をもとにしたわかりやすい解説で、NHK「あさイチ」、テレビ朝日「林修のレッスン!今でしょ」、中京テレビ「それって!? 実際どうなの課」など、テレビ出演も多数。
さらに、分子栄養学の観点からメニューを考案しているカフェレストラン・桜山茶寮や、訪問看護ステーションなども運営し、総合的に患者さんの健康管理をサポートしている。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年5月16日(木) 発売

新NISAで狙え!DIME最新号は「急成長企業55」、次のNVIDIAはどこだ!?

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。