「そろそろ痩せなくちゃまずい!」と思いつつ、なかなかダイエットが始められなかったり、続かなかったりした経験はありませんか?ものぐさなマインドも、続けられない挫折も、誰しも一度は抱えたことがあるはず。
勝手に内臓脂肪が減ってくれたら、どんなにいいことか――。そんな奇跡の願いをかなえるダイエットが医師の齋藤真理子さんによる「齋藤式満腹やせメソッド」です!
彼女の著書『「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術』から一部を抜粋・編集し、内臓脂肪を落とすための基礎知識や続けやすいダイエットのコツを紹介します。
「着やせ自慢」をしている人は、「かくれ内臓肥満」の可能性大!
たとえ見た目が太っていなくても、体の数値を測ってみると、肥満といわれる人と体脂肪率があまり変わらない。
実はこんな人が多いと知っていましたか?
それは運動不足や偏った食生活、睡眠不足などで、知らず知らずのうちに、見えにくい場所に内臓脂肪などが増えてしまうからです。
そのような見た目ではわからない内臓の肥満状態を「かくれ内臓肥満」と言います。
自分が肥満かどうかを判断するときに、体重計で「体脂肪率を測る」というのを実践している方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ご自身の体重計で体脂肪率を計った場合、そのときの体内の水分量に影響を受けやすいため、朝と夕方で数値が違ったり、水分を摂らなかったりすると、数値が低く出たりするなど、ゆらぎが多いのです。
そのため、体重計で計る体脂肪率は、あくまでも1つの目安として活用するのがよいでしょう。
体重と身長で体脂肪の目安を算出するBMIを参考にしている人も多いと思います。
日本ではBMIの標準値である25以下であっても、ウエスト周囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上の人は「かくれ内臓肥満」の可能性が高いとされています。
ですが、BMIはあくまでも体重と身長をもとに計算した数値であり、その数値だけでは、「かくれ内臓肥満」かどうかが判断しづらいのです。
なぜなら体重は脂肪と筋肉の合計量で決まるので、脂肪が少なく筋肉が多い人もいれば、その逆の人もいるからです。
一番いいのはCTスキャンをとってみることですが、費用もかかりますし、対応してくれるクリニックを探すのも結構手間がかかるかもしれません。
そこで、「かくれ内臓肥満」のチェックリストを作ってみました。
簡易的なものですが、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
ちなみに、「かくれ内臓肥満」は特に女性に多いといわれます。
それは無理な食事制限ダイエットによって筋肉量が低下することを「やせた!」と勘違いし、その後元の食事に戻すことで、筋肉が減り脂肪だけが増えていくケースが多いからだと言います。
「自分は太ってないから健康だ」
「体重さえ減ればどんな方法でもいい」という考えでいると、内臓脂肪がどんどん増えているという、思わぬ落とし穴があるので要注意です。
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いかがだったでしょうか?
きつくて続かないダイエットをあれこれがんばるよりも、まずは正しい知識を持って、継続できる方法を取り入れていくことが大切です。
「すぐに効果が実感できないと嫌」「忙しくてダイエットに時間を割けない」という人におすすめの「齋藤式満腹やせメソッド」。ラクに痩せられる健康メソッドが詰まった一冊をぜひ書店でチェックしてみてください。
「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術
発行所/株式会社アスコム
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著者/齋藤真理子(アスコム)
医療法人社団山本メディカルセンター理事長。
医学博士、日本形成外科学会専門医。分子栄養学認定医。
昭和大学医学部大学院卒業。2010年に山本メディカルセンターに入職。皮膚科・形成外科を立ち上げる。2016年4月山本メディカルセンター2代目院長に就任。
日々の診療を通して、「健康は決して外からの治療だけで得られるものではなく、分子レベルで、身体の内側から健康にならないと成り立たない」と実感し、分子栄養学認定医の資格を取得。さらに、自身でもさまざまな健康法・ダイエット法を実践。その知識と経験をもとにしたわかりやすい解説で、NHK「あさイチ」、テレビ朝日「林修のレッスン!今でしょ」、中京テレビ「それって!? 実際どうなの課」など、テレビ出演も多数。
さらに、分子栄養学の観点からメニューを考案しているカフェレストラン・桜山茶寮や、訪問看護ステーションなども運営し、総合的に患者さんの健康管理をサポートしている。