パナソニックは、「エコ・ハイブリッド」方式を新採用した衣類乾燥除湿機「F-YEX120B」を2024年5月30日に発売する。価格はオープン。予想実売価格は71,280円前後。
市販ホースをつないで排水する「連続排水」にも対応!
近年、共働き世帯の増加に加え、天候に左右されることや花粉など天日干しに対する悩みから、梅雨の季節に限らず多くの人が部屋干しをするなか、衣類乾燥除湿機の所有率は約3割(※1)と低くとどまっている。衣類乾燥除湿機を使わない理由として、「電気代がかかるから」(※2)が大きな要因となっており、昨今の電気代高騰を受け、衣類乾燥除湿機への省エネニーズはさらに高まっている。
そこで、本製品では、コンプレッサー方式と空冷除湿方式を組み合わせた「エコ・ハイブリッド」方式を新採用。結露の仕組みで空気中の湿気を2度除湿し、冷却器を通った冷たい空気も有効活用することで、消費電力が従来品「F-YHVX120」から約1/3(※3)となった。
また、洗濯物の端まで、風がしっかり届く「使用後のタンクの水捨てが面倒」「浴室のカビ対策など長時間連続で使用したい」といったニーズに応え、市販のホースをつないで排水する「連続排水」にも対応。部屋干し臭を抑制するナノイーX(48兆)も搭載する。
このほか、洗濯物の端まで風がしっかり届くよう約165cmのワイド送風幅を採用し、2つのルーバーが異なるスピードでスイングして洗濯物と洗濯物の間に風をしっかり送る「ツインルーバー」や、乾燥完了を見極めて自動停止する「カラッとセンサー」も搭載する。
主な仕様は、外形寸法が583×370×225mm、質量が13kg。タンク容量が約3.2L。除湿可能面積目安(50Hz/60Hz)は木造が13畳(22m2)/16畳(26m2)、プレハブが20畳(33m2)/24畳(40m2)、鉄筋が27畳(44m2)/32畳(52m2)。1日あたりの定格除湿能力(50Hz/60Hz)は10.5L(消費電力205W)/12.5L(消費電力225W)。
※1 三菱総研「2023年度ベーシック調査」
※2 2023年7月。同社調べ
※3 「F-YEX120B」と「F-YHVX120」における消費電力の比較(JIS基準による)。ただし乾燥時間は長くなる。
製品情報
https://panasonic.jp/joshitsu/products/F-YEX120B.html
構成/立原尚子