2024年4月10日、日米首脳会談後の共同記者会見でバイデン大統領は、2人の日本人宇宙飛行士を月面着陸させる方針を表明した。月面探査機のピンポイント着陸や民間企業の宇宙ビジネスへの参入など、宇宙への関心が高まってきている。
スカパーJSATは、4月12日の「世界宇宙飛行の日」に合わせ、全国の男女が宇宙や宇宙に関連する様々なテーマに対しどのような意識やイメージを持っているのかを把握するため、全国の15歳~69歳の男女1,000名を対象に、「宇宙に関する意識」について調査を実施したので、注目のポイントをピックアップしてお伝えしよう。
宇宙に関する意識、「宇宙に関心がある」53%、「宇宙人はいると思う」70%
まず、全回答者(1,000名)に、「宇宙に関心があるか」聞いたところ、関心がある人の割合は53.4%となった。男女・世代別にみると、関心がある人の割合は、10代男性(67.5%)と60代男性(69.9%)が特に高くなっている。
「宇宙人はいると思うか」聞いたところ、いると思う人の割合は70.1%という結果に。男女・世代別にみると、いると思う人の割合は、60代男性(92.8%)が突出して高くなっていた。
また、「宇宙に関連した仕事をしてみたいか」質問したところ、してみたい人の割合は19.0%。男女・世代別にみると、してみたい人の割合は、いずれの世代においても女性と比べて男性のほうが高くなる傾向がみられ、最も高い40代男性では31.0%であった。
「地球のように人が暮らせる惑星は他にもあると思うか」尋ねたところ、あると思う人の割合は75.0%という結果に。広い宇宙のどこかに、地球のように水があり人間や他の生物が生活することのできる惑星があると信じている人は多いようだ。
男女・世代別にみると、あると思う人の割合は、40代男性(88.1%)と60代男性(91.6%)が特に高くなっている。
「人生で一回は宇宙に行ってみたいと思うか」聞いたところ、行ってみたいと思う人の割合は43.9%という結果に。
男女・世代別にみると、行ってみたいと思う人の割合は、男性では10代(66.3%)、20代(57.8%)、40代(54.8%)、女性では10代(55.4%)で半数を上回った。
「地球の外(地球以外の惑星や大型宇宙ステーションなど)で暮らしてみたいと思うか」聞いたところ、暮らしてみたいと思う人の割合は25.3%となった。
男女・世代別にみると、暮らしてみたいと思う人の割合は、10代男性(42.2%)が最も高くなり、40代男性(38.1%)、10代女性(36.1%)が続く。
「宇宙には果てがあると思うか」聞いたところ、あると思う人の割合は42.8%。男女・世代別にみると、あると思う人の割合は、30代男性(53.6%)が最も高くなり、半数を超えていた。
「いつか宇宙に行ってみたいと思うか」質問したところ、行ってみたいと思う人の割合は41.1%であった。男女・世代別にみると、行ってみたいと思う人の割合は、男女とも10代(男性63.9%、女性57.8%)が最も高くなっている。
前回の調査結果と比較すると、行ってみたいと思う人の割合は、10代男性では前回調査53.0%→今回調査63.9%と、上昇幅が最も大きくなっていた。
「子どものころに宇宙飛行士に憧れたか」聞いたところ、憧れた人の割合は16.8%。男女・世代別にみると、憧れた人の割合は、60代男性(28.9%)が最も高くなり、10代男性(26.5%)、40代男性(23.8%)で続く。
前回の調査結果と比較すると、憧れた人の割合は、10代男性では前回調査14.5%→今回調査26.5%と、10ポイント以上の上昇となった。