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認知症の進行をUターンさせる5つの生活習慣

2024.05.12

<3:生きがい>生きがいは、いくつになっても見つけられる

子育てや仕事を自分の生きがいとして生きてきた人は、子どもが自立したり、仕事を退職したりしたタイミングで生きがいを失ってしまうかもしれません。

何歳からでも、「生きがい」を見つけましょう。

生きがいといっても、いろいろあります。

楽しいこと、夢中になれることはもちろん、ご家族の成長や、みんなが健康で集まれることもステキな生きがい。

また、植物や動物を育て成長を見守るなら、これは癒しにもなります。

自分史を振り返り、得意なこと、感謝されたこと、ほめられたこと、かつて夢中になったことなどを思い起こしてみるのも手。これは人生経験がもたらす生きがいです。

思い当たらない人は、下で紹介する項目を参考にしてみてください。

[シニアから始められる趣味のリスト]

・家庭菜園
・ガーデニング
・フォークダンス
・絵手紙
・コーラス(合唱団に入る)
・俳句(吟行)
・金継ぎ
・釣り
・ハイキング
・ヨガ
・グラウンドゴルフ、パークゴルフ、ゲートボール
・サイクリング
・スイミング
・ウォーキング、ジョギング
・ビリヤード
・プラモデル制作
・囲碁・将棋、その他のボードゲーム
・麻雀
・楽器演奏(ギター、ピアノ、ウクレレ、ハーモニカ、オカリナ)
・コーヒー(焙煎、抽出)
・保存食品作り(ぬか漬け、ピクルス、ジャム、燻製、etc.)
・お菓子作り
・家具や雑貨作り
・編み物
・生け花
・読書
・日記
・美術館めぐり
・海外旅行

<4:孤独の回避>人との交流こそが脳のクスリ

定年後、一気に社会との関わりを失う人が結構いらっしゃいます。

貯金はそこそこあって、生活には困らないけど、友人と呼べる相手がいない。かといって、自分から昔の友人に連絡をとるのも気まずいので、日がな1日ずっと家に閉じこもっているような人は、グレーゾーンから一気に認知症へ突き進んでしまいます。

■孤独は脳の大敵。

孤独になると脳が縮むことがわかっています。人とのふれ合いや交流、分かち合いなどによって活性化する脳の部位は、背外側前頭前皮質、海馬、扁桃体など多岐にわたります。孤独な生活を送っている人の脳では、それらの部位が萎縮していることが、MRI検査で確認されているのです)。

また、孤独はうつ病など、メンタル面のリスクを劇的に高めます。孤独は肥満や1日に15本のタバコを吸うのと同じくらい健康リスクを高めると言う医師もいるほどです。そのため、2018年にはイギリスで、2021年には日本で、孤独問題・孤立対策を担当する大臣が新設されるなど、世界的な社会課題となっているのです。

人と積極的に交流していきましょう。

人は一人ひとりでは弱いのです。社会的動物といわれるように、交流するから、人は連帯感や前向きな姿勢を育むのです。これは認知症予防にとても重要です。

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