一般的に社会では「朝型人間 = 立派な人」というようなイメージがあるが、果たして真実なのか?
そんな疑問を抱いたアプリ開発ベンチャーのbondaviでは、同社の勉強・仕事用集中アプリ「集中」のデータより、朝型・夜型人間の集中度を分析。結果をグラフにまとめて発表した。
一日の中で最も集中力が高い時間帯は朝6〜8時
■データ1. 朝 (6~9時) の集中度は高い
1日のうちでもっとも集中度が高かったのは、午前6、7、8時とそれぞれ朝の時間となっている。
■データ2. 深夜 (0~3時) の集中度は低い
逆に集中度が低かったのは、午前1、2、0時とどれも深夜の時間帯となった。
■やはり朝は集中できる傾向に
データ1, 2より、「朝の作業の方が夜よりも集中度が高い」ということがわかった。
この結果を受けてbondaviでは「朝からカフェで MacBook を開いているような人々は、本当は何もしていないのではないか」と疑っていましたが、データはその疑いを否定する形となり、非常に申し訳ない気持ちになりました」とコメントしている。
ただし「全員が朝に作業すべき」という話ではない
一方、これはあくまで平均値としての「傾向」に過ぎない。遺伝的な要素に影響される強い夜型の人間というのはやはり存在するため、「全従業員、これから早朝に仕事を始めるべし」というような画一的な判断は合理的ではなさそうだ。
とはいえ「朝型でも夜型でもない平均的な人」が多くいるのもまた事実。
平均としては朝の方が集中度が高いことが明らかになったので、「重要な仕事だけ朝やってみる」くらいの気持ちで試してみるのも、業務に対して良い影響が出るかもしれない。
調査概要
調査方法/勉強・仕事用集中アプリ「集中」にて、作業終了時に入力する集中度を時間帯ごとに集計。
集計対象/アプリ「集中」で集中度入力機能をオンにしているユーザーの記録
サンプル数/1万90件
集計期間/2024年2月14日〜2024年4月1日
関連情報
https://bondavi.jp
構成/清水眞希