KDDIは既に2022年に終了したほか、一部エリアを除いたSoftBankの終了時期も近づいてきた携帯電話の3Gサービス。
というわけで、MMDLaboが運営するMMD研究所から「2024年3Gサービス終了に関する実態調査」の結果が公表されたので、同社リリースを元に、その概要をお伝えする。
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3Gサービス終了の認知は50.6%、年齢が高いほど認知も高い傾向
18歳~69歳の男女7,000人を対象に3Gサービス終了について聞いたところ、「知っている」と回答したのは50.6%となった。年代別でみると、年齢が高いほど認知も高い傾向となっているようだ。
メイン利用の端末別でみると、「知っている」と回答したのは、スマートフォン(n=6456)が52.6%、フィーチャーフォン(n=111)が68.5%、ガラホ(4G LTEケータイ)(n=70)が65.7%だった。
■55.9%が利用している通信キャリアの3Gサービス終了時期を「知らない」と回答
メイン利用の端末をdocomo、SoftBank、Y!mobileで契約している1,641人を対象に、メイン利用の端末を契約している通信会社の3Gサービス終了について知っているか聞いたところ、「知っている」が44.1%、「知らない」が55.9%。
次に、3Gサービスが終了する年を知っていると回答したdocomo、SoftBank、Y!mobile契約者724人を対象に、3Gサービスが終了する年を聞いたところ、正答率は35.8%、誤回答率は64.2%だった。
ちなみに3キャリアの3Gサービス終了時期は以下のとおり。
KDDI/2022年3月末
ソフトバンク/2024年4月15日(契約者住所が石川県のユーザーに限り7月31日)
NTTドコモ/2026年3月末
3Gサービス終了に関する知識の全問正答率は10.9%
3Gサービス終了について知っていると回答した3,542人を対象に、3Gサービス終了に関して正しいと思う項目を聞いたところ(複数回答可)、正答率が高かった項目は「フィーチャーフォンのカメラ機能が使えなくなる」が92.4%、正答率が低かった項目は「Wi-Fiを使用すればフィーチャーフォンを利用できる」の19.8%だった。全問正解は10.9%となっている。
■フィーチャーフォン利用者の3Gサービス終了後の利用意向は、「何も検討していない」が最多
フィーチャーフォンを通信契約してメイン利用している103人を対象に、3Gサービス終了後の意向について聞いたところ、「何も検討していない」が40.8%と最も多く、次いで「スマートフォンへの機種変更(「同じ通信会社内」と「違う通信会社」の合算割合)」が32.0%、「ガラホへの機種変更(「同じ通信会社内」と「違う通信会社」の合算割合)」が25.2%だった。
■スマートフォン・ガラホメイン利用者が最後に使用していたフィーチャーフォンの処分方法
フィーチャーフォン利用経験のあるスマートフォンもしくはガラホ(4G LTEケータイ)メイン利用者4522人を対象に、最後に利用していたフィーチャーフォンの処分方法について聞いたところ、「携帯ショップで回収してもらった」が18.5%と最も多く、次いで「不燃ごみとして出した」が7.2%、「家電量販店で下取りに出した」が4.8%という結果になった。
一方、「現在も自宅で保管している」も54.4%となっている。
調査概要
「2024年3Gサービス終了に関する実態調査」
調査期間/2024年3月29日~4月1日
有効回答/7000人 ※人口構成比に合わせて回収
調査方法/インターネット調査
調査対象/18歳~69歳の男女
設問数 /9問
関連情報
https://www.mmdlabo.co.jp
構成/清水眞希