エニトグループの下で、20代中心に価値観重視の出会いを提供しているマッチングアプリ『with』を展開するwithは、全国の20代男女400名を対象に「20代の職場恋愛に関する調査」を実施。結果をグラフにまとめて発表した。
職場ではプライベートよりも魅力的、約7割が「職場マジック」の存在を実感
過去に職場での恋愛経験かつ破局経験がある400人のうち、63%が当時のパートナーはプライベート以上に魅力的に見えていたと回答。職場では、プライベートの場よりも相手が魅力的に見える傾向にあることがわかった。
さらに、約7割が職場という環境はプライベート時以上に魅力的に見えるバイアス(思い込み)がかかりやすいと回答。「職場マジック」の存在も明らかになった。
また男性に比べて女性の方が、プライベート以上に職場では魅力的に見えるバイアスにかかりやすいと思っていることが判明した。
■職場恋愛における相手の最も好きだった要素は「働いている姿」
職場恋愛に発展したパートナーの最も好きだった要素として、1位には「働いている姿(職場での雰囲気や立ちふるまい等)」となり43.3%、次いで40.8%で「仕事観など含む考え方や価値観」となった。
さらに男女間で数値に違いもあり、男性は「仕事観など含む考え方や価値観」が最も好きだった要素と回答。女性は「働いている姿(職場での雰囲気や立ちふるまい等)」が最も好きだった要素となり、男女間で好きになるポイントの違いも見受けられた。
また、職場恋愛において好きになる要素の代表例でもある「役職や年収などのステータス」は意外にも1割ほどとなり、20代の職場恋愛においては、ステータスはそこまで重要ではないことがわかった。
破局のきっかけで最も多かったのは「価値観のズレ」
破局したきっかけでは、「価値観のズレが生じた」ことが約4割と最も多くなった。2位には「職場とプライベートで見える姿のギャップを感じたから」となっている。
職場で働いている姿を魅力的と感じて付き合い始めたものの、付き合う前には気づかなかった価値観や生活習慣のズレが明らかになってくると、それが破局のきっかけになりやすいことが推察できる。
■職場恋愛での破局のきっかけで最も多かった価値観のズレは「人付き合い」
前項でも触れた職場恋愛での破局のきっかけで、最も多かったのが「価値観のズレ」だった。そこで「価値観のズレ」と回答した人に、どういった価値観のズレが生じたのかと質問すると、「人付き合いに関する価値観」が32.9%と最多となった。
理由としては、職場で見えていなかったプライベートでの人との関わり方を知った時に、ネガティブな意味でギャップを感じてしまうなど、プライベートで見える「人付き合い」の仕方や交友関係が、最もズレが生じやすい価値観だと考えられる。
また、「人付き合い」に続けて、価値観のズレが生じたのが「時間の使い方」、「お金」に関する価値観となっており、仕事でも見ることができる「時間」や「お金」の使い方に関する価値観についても、職場とプライベートでギャップが生じることで、破局の原因になることがわかった。
■長く交際するために最も重要だと感じる価値観も「人付き合い」
さらに、職場恋愛かつ破局を経験したことがある方にとって、パートナーと長く交際するために重要な価値観は、「人付き合いに関する価値観」であると回答した人が最多となった。
破局のきっかけとなった価値観のズレが「人付き合いに関する価値観」であったことから、20代にとっては「人付き合いに関する価値観」を意識することが、恋愛を長く続けていく上で、重要な価値観であることがわかる。
2番目に「お金に関する価値観」が回答されており、「人付き合いに関する価値観」と数値がほとんど変わらなかった。
また3番目には「時間の使い方に関する価値観」が挙げられており、前述の回答と同様に、トップ3が同じ回答となった。
これらのことから、職場恋愛に限らずパートナーと長く付き合うためには、相手の「人付き合い」「お金」「時間の使い方」に関する価値観を意識的にチェックし、事前に把握することが重要であることが明らかになったようだ。
調査概要
調査名称/20代の職場恋愛に関する調査
調査方法/インターネット調査(クロス・マーケティング アンケートモニター)
調査期間/2024年1月26日(金)〜27日(土)
調査対象/過去、職場恋愛の経験があり、かつ破局した経験のある20代男女
調査人数/400名
構成/清水眞希