多忙な日々の中で、ついおろそかになってしまう部屋の掃除。メインの居住スペースであるリビング・寝室などならまだしも、キッチンの換気扇やレンジフードといった細かく手間がかかる箇所は、長らく放置して、汚れがたまりがちという人も少なくないだろう。
そんな人におすすめなのが、清掃のプロが住居内の様々な設備を綺麗にしてくれるサービス「ハウスクリーニング」だが、実際のところ、どんな箇所をクリーニングしてもらうケースが多いのだろうか?
oricon MEはこのほど、実際に『ハウスクリーニング』を利用した1,683人を対象にした利用実態調査を実施し、その結果を発表した。
掃除依頼箇所:「エアコン掃除」が7割以上と最多、つぎに「キッチン」「水回り」がつづく
「ハウスクリーニングで依頼したサービス(複数回答)」について聴取したところ、「エアコンの掃除」が71%と最も依頼率の高いサービスとなった。以下、「キッチン(換気扇・レンジフード)の掃除(41%)」、「浴室・バスルームの掃除(36%)」、「キッチン(コンロ・シンク)の掃除(28%)」と続いた。
一方で、「床・フローリングのワックスがけ(8%)」「玄関の掃除(5%)」は比較的依頼率が低い結果となった。これらの結果から、“エアコンや換気扇の分解洗浄、専用洗剤を使用したシンクや浴室の掃除“といった自分でやるには手間がかかり、専門的な道具や技術を要する箇所ほどプロのクリーニングサービスへの需要が高い傾向にあるといえそうだ。
利用金額:エアコン、トイレ、キッチン、浴室 「10,000円~15,000円」が最多金額
ハウスクリーニングを依頼した際にかかった金額を箇所ごとに聴取した。今回は、掃除箇所別の上位5箇所(「エアコン」「コンロ・シンク」「換気扇・レンジフード」「浴室」「トイレ」)で実際にかかった金額を紹介する。
全体的な傾向としては、どのサービスも「10,000円~15,000円」の価格帯で最も多く利用されていた。一方、『浴室』は20,000円以上で利用している人が14.2%(10.1%と4.1%の合計値)と、5箇所の中で20,000円以上の価格帯の利用割合が最も高い結果となった。