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スマホで防災無線の内容を「確認している」「確認したい」人は8割

2024.04.12

2024年は年明けから能登半島地震や台湾東部で発生したM7.2の地震など、地震災害が続いているが、先日NTTドコモの企業内研究所であるモバイル社会研究所から、防災無線に関する調査レポートが発表されたので、その概要をお伝えする。

8割が防災無線をスマホで確認している、したい

図1. 防災無線をスマホで確認するサービス (n=8567)

一部の自治体では防災無線をスマホで聞くことができたり、文字情報で確認することが可能になっている。

それではどのくらいの人がスマホを利用して、防災無線を確認しているか(アプリ・メール・SNS等確認の種類は質問していない)、また現在は利用していないが、もし利用できるならば使ってみたいと思っているか、調査を行なった。

その結果、スマホ所有者の約8割の人が利用・意向があることがわかった。その背景には、約6割が防災無線を聞き取れない状況があると推測される(リポート末尾の参考情報・図4を参照)。

■70代の9割を超える人が防災無線をスマホで確認している、したい

図2. 防災無線をスマホで確認するサービス (年代別)

年代別に利用意向を見ていく。図2のとおり、70代が最も高く、利用している・利用したいを合わせると9割を超えている。

年代が低くなると、利用意向は下がる傾向にあるが、10代は20代より高い。

■現在防災無線が聞き取れる人の利用意向は高い傾向

図3. 防災無線をスマホで確認するサービス(防災無線を聞き取りの可否別)

次に現在防災無線を聞き取りの可否別に、スマホによる確認サービスの利用意向をチェックした。

その結果、聞き取れている人の方が利用意向は高い結果となった。普段から防災無線が聞こえていない人は、他の代替手段で災害情報を取得する習慣が考えられ、その結果利用意向が低く出た可能性が考えられる。

防災無線の情報がスマホで確認できることは、防災無線が聞き取れない人だけがメリットを享受できるだけではないと思われる。

例えば、文字情報として確認できれば、聴覚障がい者の人も確認が可能だ。また、それに翻訳機能が付けば、外国人も情報を確認することができるだろう。

■参考情報

図4. 防災無線を聞き取れる(都市規模別)

調査概要 「2023年防災調査」
調査方法/Web
調査対象/全国の15~79歳男女
有効回答数/8,991
サンプリング/QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期/2023年11月

関連情報
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/wp23.html

構成/清水眞希

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