アクセンチュアのマーケティング組織内でのAdobe Fireflyの活用について
本取り組みの一環として、アクセンチュアは自社のマーケティング組織においても、創造力を高めてクリエイティブなコンテンツをより迅速に制作できるようAdobe Fireflyを活用していく。
アクセンチュアは、独自のブランドスタイルとデザイン言語を用いたFirefly Custom Modelを使用して、サービスを提供する19の業界ごとにコンテンツをカスタマイズする。
Adobe Fireflyの活用例
アクセンチュアの最高マーケティング・コミュニケーション責任者(CMO)であるジル・クレイマー(Jill Kramer)氏は次のように述べている。
「生成AIの活用は、すでに試験的導入期から実装、価値の実現期へと移行しており、この流れはアクセンチュアも例外ではありません。マーケティングの専門家が安全な社内環境で、生成AIツールを活用しブランド資産に基づいたコンテンツの創造が可能になります。アドビとの協業により、すぐにでも世の中に展開できるマーケティング素材の作成を加速させることが叶います」
本発表は、2023年3月に発表した、アクセンチュアとアドビのコンテンツサプライチェーンに関する協業に基づき、マーケターがパーソナライズされた顧客体験を提供するためのコンテンツを、大規模、かつより効果的に作成、提供することを支援するものだ。
また、生成AIに関する取り組みは、2023年6月にアクセンチュアが発表したデータとAIへの30億ドルの投資の一環となる。
アクセンチュアではWriter.comへの投資や、世界各地での生成AIスタジオの設立、専門的なサービスなど、生成AIに関する活動を加速しており、顧客のニーズに最適化させた独自の大規模言語モデル構築を支援している。
関連情報
https://www.accenture.com/jp-ja
https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html
構成/清水眞希