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就活生の子どもを持つ保護者の7割が「子どもがエンジニアを目指すことに賛成」

2024.04.09

レバテックが運営するITエンジニア専門新卒向け就職支援エージェント、レバテックルーキーは、就活生の子どもを持つ保護者290人と2025年度、2026年度に卒業予定の学生301人を対象とした就職活動に関する意識調査を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。

就職先に求めるものは保護者・学生ともに「やりがい」

就職活動を控える学生が就職先を選ぶうえで最も大事にしたいことは「やりがいを感じることができるか(23.9%)」がトップという結果になった。

次いで「仕事とプライベートを両立することができるか(21.6%)」が続き、仕事だけでなく、プライベートも重視していることがわかる。

大学生・専門学生の子を持つ保護者が子どもの就職先で最も大事にしてほしいと思うことについては、半数以上が「子どもがやりがいを感じることができるか(52.1%)」と回答した。

保護者も子どもの就職先に対して「働く上でのやりがい」を重要視しているようだ。

■保護者の7割、将来子どもがエンジニアを目指すことに賛成

子どもが将来エンジニアを目指す場合、「賛成する」「どちらかというと賛成する」と回答した保護者は全体の8割に達した。

「賛成である」「どちらかというと賛成である」と回答した理由は「どのような職種でも、子どもの意思決定は応援したいから(39.7%)」が最多となった。

次いで「長く働き続けることができそうだから(28.4%)」「安定している職業だと思うから(25.4%)」という並びになっている。

エンジニアに対するイメージについては、保護者・学生ともに「大学や専門学校等で専門分野を学んだ人が目指す職業である」が最も多い回答となった。

レバテックが2024年3月に発表した「新卒エンジニアの実態調査」では「エンジニア経験者の約4人に1人が文系出身者である」ことが明らかになっており、エンジニアは学部問わず目指せる職業であると言える。

子どもがエンジニアを目指す場合、応援したいと考える保護者も多い一方で、「エンジニアを目指すには専門知識が必要だ」というイメージを持つ人も多いのかもしれない。

■約3人に1人の保護者が子どもに対して「目指す業界や企業について事前の相談」を希望

就職活動における相談のタイミングについて、約3人に1人の保護者が「目指す業界や選考を受ける企業について事前に相談してほしい」と回答した。

「報告や相談は不要」と回答した保護者は1割以下に留まる結果となり、子どもの就職活動に対する関心は高いことがわかる。

一方、就職活動を控える学生に対する「どのタイミングで保護者に報告・相談したいと思いますか」という質問では、「入社を決めたあとに報告したい」「特に相談や報告はしたくない」と回答した学生は合わせて24.3%という結果になった。

約4人に1人の学生は保護者に相談することなく、自分で入社する企業を決めることを希望しているようだ。

調査結果まとめ〜事業責任者からのコメント

今回の調査では、大学生や専門学生の子を持つ保護者のうち約7割が「子どもがエンジニアを目指す場合賛成する」と回答。エンジニアという職業に対して好印象を持っていることがわかった。

また、学生が「やりがいを感じることができる」職場を求めているだけでなく、保護者も子どもに「やりがいを持って働いてほしい」と考えていることも明らかになった。
 
就活における相談のタイミングについては、「受ける業界について相談してほしい」と考えている保護者が3人に1人いることが判明。

学生側は保護者に対して早い段階から相談することで、保護者からの反対によって内定を辞退せざるを得ないケースを防ぐことができるだろう。

近年「オヤカク」という言葉があるように、保護者の反対による内定辞退も少なくない。採用する企業も、学生だけでなく、保護者向けにパンフレットを配布したり、企業説明を行ったりと、保護者に向けた工夫も重要となりそうだ。

やりがいを感じることができる職場を選択するには、自己分析だけでなく企業・業界分析も重要になるが、今後日本における社会課題を解決して、日本の経済成長を加速させるには、ITの力は不可欠。

エンジニアという職業は、社会的意義を感じながら働くことができる一つの選択肢だと言える。

調査概要
調査対象/就活前の子を持つ保護者(290名)、2025年度・2026年度に卒業予定の学生(301名)
調査年月/2024年2月9日~2024年2月15日
調査方法/インターネット調査
調査主体/レバテック株式会社
実査委託先/GMOリサーチ株式会社

関連情報
https://rookie.levtech.jp/

構成/清水眞希

プログラミング脳が育つ!スタンフォードでAIを学ぶ医師が作った暗算ドリルが人気

「VUCA」というビジネス用語がある。変動性、不確実性、複雑性、曖昧性を指す英単語の頭文字をとった造語で、AIなどの社会実装によってビジネス環境が大きく変化していることを示す。この予測困難な社会の到来を見据えて2020年3月、文部科学省は学習指導要領「生きる力」を公示。これを機に、中学受験算数の難化が囁かれるようになった。

 中学受験は、受験者数が増加傾向にあるなど、競争激化の渦中にあるもののひとつだ。そして高まる受験熱は、新たなトレンドを生んだ。2ケタ同士のかけ算で使える、暗算ドリルが続々登場しているのだ。そんな数ある暗算ドリルのなかで大きな話題を呼んでいるのが、小学生向けの暗算ドリル『小学生が99×99までスイスイ暗算できる最強ドリル』だ。

『小学生が99×99までスイスイ暗算できる最強ドリル』
岩波邦明・著 

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『小学生が99×99までスイスイ暗算できる最強ドリル』では、この本で初出となる「あゆみ算」を扱っている。「あゆみ算」とは、最先端のAIを学ぶ現役スタンフォード生でもある岩波邦明医師が独自に考案した画期的な暗算法のこと。東京大学医学部在学中に開発・出版し、累計発行部数66万部のベストセラーを誇る『岩波メソッド ゴースト暗算』から、およそ12年の歳月を経て開発した最新メソッドだ。

 最新メソッド「あゆみ算」では、脳のワーキングメモリに着目している。計算する際に頭の中で扱う数字の数を減らすことで、2ケタ×2ケタの暗算を簡便化。筆算よりも速くかつ正確に2ケタ同士のかけ算が暗算できるだけでなく、「最短の工程で暗算できるから、誰でも簡単にマスターできる」「問題を解くたびに情報処理能力(プログラミング脳)がグングン育つ」など、さまざまなメリットがあるという。

 どうして岩波医師は新たな暗算メソッドを開発したのか? そのきっかけは、スタンフォード大の大学院コースで最先端のAIを学ぶ中で「AI開発に数学が不可欠」という確信を得たことにあると話す。

スタンフォード大学で医療用AIの開発に挑む

岩波邦明さん/医師・現役スタンフォード生。1987年生まれ。東京大学医学部卒。在学中に暗算法「岩波メソッド ゴースト暗算」を開発。著書は66万部を超えるベストセラーに。

――岩波先生は現在、スタンフォード大学でAIの勉強をしています。医師でありながらAIを学ぶ理由をお聞かせください。

 2022年11月、オープンAI社が生成AIのChatGPTを公開し、世界中に衝撃を与えました。私も衝撃を受けたひとりで、大きな衝撃を受けたと同時に、生成AIの世界に興味が湧いたのです。
 翌年2月頃からプログラム言語やAIの勉強を始め、現在はスタンフォード生として大学院コースを受講しています。

――最新のAIについて勉強するなかで、気づきがあったそうですね。

 はい。生成AIは100%数学でできていると言っても過言ではない。そんな確信を得ました。高校数学の分野でいうと、微分や確率、ベクトルですね。数学が生成AI開発の根幹部を支えているのです。
「数学を勉強しても将来、何の役にも立たない」という言葉をよく聞きますが、数学は世界の最前線を切り開くために必須な知識だと改めて気づきました。

――「生成AIが数学でできている」とはどういうことでしょうか?

 例えば、ChatGPTはどうやって回答を導き出すのでしょうか。
「今日の天気は?」という質問に、天気に対応する言葉群から答えを選んでいると考える人は多いと思いますが、実際は違います。

 確かに昔はそのようなプログラムだったこともあります。しかし現在の生成AIは、数式によって確率的に最も正しい〝らしい〞ものを選んでいるのです。

 開発のステージでは、この回答の精度を向上させるために、微分を用いて数十億、多いときには数千億ものパラメーターを調整しているのです。この調整によって、いわゆるAIの賢さが決まります。

――数式で導き出すということは生成AIに学習させる段階で、数字で学習させるのでしょうか?

 そのとおりです。生成AIのひとつであるChatGPTは〝言語〞ではなく言語を〝数字〞に置き換えてデータを蓄積します。そのおかげで生成AIは、それぞれの言語モデルを習得させる必要がなくなります。ChatGPTが英語だけでなく日本語やほかの言語でも高い性
能を発揮できるのは、それが理由のひとつだと考えられます。

――先生はAIを勉強した先に、どのようなビジョンを思い描いているのでしょうか?

 医療用の生成AIを開発したいと思っています。例えば、医療画像を生成するAIです。X線写真を学習させた画像生成AIがあれば診療、研究、教育など多分野で活用できるようになるでしょう。自閉症の人たちをサポートする対話型AIの開発も考えています。ジョブインタビュー(就職面接)の練習やアドバイスをしてくれるAIがあれば、自閉症の方々の生活を大きく助けることができるでしょうし、そういった医師という仕事に直結する生成AIの開発ができればと、精進しています。

『小学生が99×99までスイスイ暗算できる最強ドリル』では、2ケタ同士のかけ算全8100パターンに対応する新しい暗算法「あゆみ算」ほか、6つの暗算法「ラッキーあゆみ算」を収録している。

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