リクルートが発行する旅行情報誌『じゃらん』は「花手水(はなちょうず)」に関する調査を実施。結果をランキング形式で発表した。
行ってみたい花手水ランキングについて
花手水(はなちょうず)とは、神社や寺の参拝前に手や身を清める手水舎にある手水鉢に花を浮かべたもの。色鮮やかな花が浮かんでいる風景がとてもかわいらしく、その見た目の華やかさから、近年は“フォトジェニックなスポット”として注目を集めている。
そこで今回は花手水をテーマにアンケートを実施したところ、行ってみたいと思うスポット1位は、福岡県「太宰府天満宮」となった。日本屈指の大きさを誇る一枚岩の手洗鉢を鮮やかに彩る花手水は見応えある美しさだ。
続く2位には京都府「北野天満宮」がランクイン。季節のテーマにあわせた、まるで生け花のように立体感のある演出が魅力だ。
3位の埼玉県「行田八幡神社」は、ライトアップイベントを実施するなど、幻想的な花手水が人気を集める結果となった。
■1位:太宰府天満宮【福岡県】
学問・文化芸術の神様である菅原道真公を祀る太宰府天満宮。多くの自然に囲まれる境内は、樹齢1500年以上といわれる国指定天然記念物のクスノキや、約200種・約6000本の白梅・紅梅が咲き誇る名所でも知られている。季節の花々で彩られる花手水は、楼門前にある一枚岩の手洗鉢。縦4m、横6mと日本屈指の大きさで見応えも十分だ。
■2位:北野天満宮【京都府】
北野天満宮は菅原道真公を祀る約1万2000社ある天満宮、天神社の総本社で、地元では“天神さん”として親しまれている。毎週入れ替わる季節の花で彩られた花手水が楽しめ、季節行事に沿ったテーマ性のあるものから、生け花のように立体感のあるものまで、バラエティーに富んだ演出がSNSでも話題となっている。
■3位:行田八幡神社【埼玉県】
行田八幡神社の花手水は、“参拝に訪れる方々に癒やしを提供したい”と2020年4月からスタート。そこから発展し、地域全体で楽しめる「行田花手水week」を開催している。さらに、月に1回ライトアップイベントもあり、幻想的な花手水を見ることができる。
※詳細は行田市観光NAVIを確認
■4位:勝林寺【京都府】
勝林寺は東福寺の塔頭のひとつで、色鮮やかな花手水がSNSで話題のスポットだ。毎週火曜日と土曜日(冬は週1回)に花の入れ替えが行なわれるので、1年を通じて目を楽しませてくれる。心華やぐ花手水とともに、毎日開催される坐禅を体験してみるのもおすすめだ。