顔認証とカード認証を同時に行なう「マイナカード」のシステムとは?
では、「マイナカード」を使った認証とはどういった形で行なわれるのか?今回は病院での受付時の利用を想定した機器で試してみた。
今回はテスト用のカードで体験。まずは画面の指示に従ってカードを機器の上に置く。
ICチップに入っている過去の手術情報を病院側に提供するかしないかを選択。
こういった機器は現在複数社が開発しており、現在デジタル庁にテスト用に設置されているものだけでもパナソニック コネクト、富士通Japan、アルメックス、アトラス、キヤノンマーケティングジャパンのものがあった。
ただ持っているだけに留まり、いまいち活用できていない人も多いであろう「マイナカード」。
今後は人流の属性を区別してのイベントの混雑緩和や入場券の販売制限など、さらなる本格活用の推進が期待される。「マイナカード」は我々の生活にどんなメリットをもたらすのか、今後に注目したい。
取材・文/北本祐子