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全然スマートじゃない!?スマートロックのあるあるトラブルを徹底調査

2024.04.09

スマートロックには、スマホやICカードを使って解錠できる、オートロックでの施錠ができる、入退室の履歴が確認できるなどたくさんのメリットがある一方で、デメリットもある。

たとえば多くは電池で駆動するしくみのため、電池が切れてしまうと使えないというのもそのひとつだ。

今回はそんなスマートロックでよく報告されている、トラブル事例を紹介。導入前にリスクを知ることで、後悔のないスマートロック選びに役立ててほしい。

トラブル事例(1)両面テープがはがれて落ちてしまった

これは筆者自身が体験したトラブルだ。現在市販されているスマートロックの多くは、既存の鍵に後付けが可能。多くはサムターンの上に被せるように取り付けて、モーターでサムターンを回して解錠するしくみを採用している。問題はその取り付け方法に両面テープを採用しているものが多いということ。

筆者が購入したスマートロックも、取り付け方法は両面テープかネジ止めの2択だった。賃貸住宅でドアに穴を開けられないため両面テープを選んだが、残念ながらテープには暑さ、寒さ、湿度といった環境の変化や、経年劣化によって粘着力が落ちるという弱点がある。

筆者のケースでは、梅雨時期の湿気と暑さでテープが剥がれてしまった。外出時にオートロックが閉まった直後、反対側で「ガシャン」と大きな音が鳴り、そのまま締め出されてしまったのだ。筆者自身はスマホしか持っておらず万事休すだったが、幸いにも合鍵を持っている近くの友人が駆けつけてくれ、大事にならずに済んだ。

筆者が実際に撮影した「スマートロック」のスマートじゃないありさま(筆者撮影)

以降しばらくは写真のように、スマートロックをガムテープでベタベタと補強するという、まったくスマートではない状況となってしまった。

トラブル事例(2)電池が切れてしまった

電池切れも、スマートロックではよくあるトラブルだ。

スマートロックの電池残量はスマホなどから確認できるようになっているが、うっかり見過ごしてしまうと電池切れで動作しないということが起こり得る。スマートロックには電池持ちの良いカメラ用のリチウム電池が採用されているケースが多いが、一般に電池は寒さに弱いため、特に気温が低い時期は消耗が一気に進む可能性がある。

SNSなどにはスマートロックの電池切れで半日締め出されたといった、悲惨な体験談も投稿されている。

トラブル事例(3)スマホの電池が切れてしまった

スマートロックの電池切れにはピンとこない人も、スマホの電池切れなら体験したことがあるだろう。

スマートロックの解錠方法で多く採用されているのが、スマホからBluetoothでスマートロックに接続して、専用アプリで解錠ボタンを押すというもの。スマホの電池が切れてしまうと、当然ながらこの方法は使えない。

同じスマホを使う場合でも、内蔵されているNFCでタッチして解錠する場合ならば、スマホ本体の電池が切れていても解錠できる。

トラブル事例(4)ネットワークが不安定

スマートロックとスマホをBluetoothで接続する場合や、スマートロックをWi-Fiに接続して遠隔操作ができるようにしている場合、通信環境が不安定だと操作がうまくいかないことがある。鍵が解錠されるまでドアの前で数分待たなければならなかった事例も確認されている。

電波とはそもそもが不安定なものだが、中でもBluetoothやWi-Fiで採用されている2.4GHzという周波数帯は、多くの機器が使用しているほか、電子レンジの動作中にも発せられるので、干渉を受けやすいと言われる。これらの電波は建物構造や設置場所における通信環境に大きく依存している。

たとえばBluetoothヘッドフォンを利用している人は、不意に音が途切れたり、ノイズが入ったりした経験があると思うが、あれも電波の干渉によるもの。スマートロックも同様に電波の干渉を受けると、操作にタイムラグが生じたり、エラーが発生したりすることがある。

GPSと連動して、検知した範囲内に入るとBluetoothで解錠される製品も多いが、GPSはスマートフォンのモード設定や建物構造等により距離の誤差が発生し、縦の計測ができないため、例えば1Fと2Fでは、現在位置の判断がつかないといったことがある。また室外では、スマートフォンの充電切れでGPSが作動せず適切に解錠しなかったのにもかかわらず、室内で充電を開始したらGPSが作動し、突然不用意な解錠がされてしまうといった事例もあるので注意が必要だ。

トラブル事例(5)ハッキングの危険性もある

BluetoothもWi-Fiも通信である以上、ハッキングの危険性は免れない。データを暗号化して送受信するしくみを採用するなど、メーカーごとに対策が行なわれているものの、通信を使用する以上、スマートロックもリスクはゼロではないということだ。

たとえば英国のサイバーセキュリティー会社NCCグループでは、Bluetoothの規格であるBluetooth LE(Low Energy)を用いたスマートロックについて、ハッカー攻撃に弱い可能性があると警告している(※)。

スマートロックを選ぶ際には、こうしたデメリットやリスクを理解したうえで、より安全で信頼のできる製品を選ぶ必要がある。次回はBluetoothの安全性について、さらに詳しく紹介する。

※(NCCグループHPより)

取材・文/太田百合子

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