インフキュリオンは、日本コカ・コーラが提供する独自のポイント機能を持った電子マネー「Coke ON Wallet」の共同運営パートナーとして、おつりや紙幣を自販機でチャージできる新サービス「自販機チャージ」を2024年4月1日より順次開始した。
「自販機チャージ」という新たな決済UXを提供
「自販機チャージ」は、おつりや紙幣をコカ・コーラ独自の電子マネー「Coke ON Wallet」に自販機でチャージできるキャッシュレスサービス。
現金で購入した製品のおつりをそのまま電子マネーとして「Coke ON Wallet」にチャージすることができる「おつりチャージ」と、手元にある紙幣を含む現金を対応自販機から手軽に電子マネーとして「Coke ON Wallet」にチャージできる「現金チャージ」の2種類が用意されている。
<「現金チャージ」の利用イメージ>
<「おつりチャージ」の利用イメージ>
これまで「Coke ON Wallet」へのチャージは銀行口座経由に限られていたが、「自販機チャージ」により、おつりや紙幣を自販機でチャージできる新たな決済UXの提供が可能になった。
2022年11月の「Coke ON Wallet」提供開始にあたり、インフキュリオンは第三者型前払式支払手段発行者として、「Coke ON Wallet」の発行、決済およびポイントの発行管理を担当しているほか、スマホ決済プラットフォーム「Wallet Station」を提供している。
「Wallet Station」は、API連携による機能の拡張性や大量データ、ユーザー数に耐える負荷性能を搭載しているほか、多岐にわたるセキュリティ診断を受けるなどユーザーが安心して利用できるサービスとして、流通小売事業者や大手銀行など様々な金融機関に導入されている。
近年は「非金融事業者が既存のサービスに金融サービスを組み込む」ことで顧客体験を向上させる「Embedded Finance」がFintechの新たな形として注目を集めている。
■「Coke ON」について
「Coke ON(コークオン)」は、アプリ内でスタンプを15個ためて1本分のドリンクチケットを獲得できる、おトクで便利なコカ・コーラの公式スマホアプリ。ドリンクチケットは、「Coke ON」対応自販機で、好きなコカ・コーラ社製品1本と無料で交換できる。
キャッシュレス決済機能「Coke ON Pay」対応自動販売機では、独自電子マネー「Coke ON Wallet」、PayPay、LINE Pay、楽天ペイ(アプリ決済)、au PAY、d払い、Apple Pay、メルペイ、クレジットカード決済などに対応。「Coke ON」は2024年2月現在、5200万ダウンロードを超え、全国48万台の対応自動販売機で利用できる。
関連情報
https://c.cocacola.co.jp/app/
構成/清水眞希