春は新生活がスタートするタイミングであり、季節の変わり目でもあるなど、変化の多い時期だ。慌ただしい日々の中で生活リズムが乱れて体内時計が狂い、その結果、疲労がたまるという悪循環に陥っている人も多いのではないだろうか。
そこでラフセルはこのほど、「体内時計と春バテ」について解説するレポートを公開した。
そもそも「体内時計」とは?
体内時計とは、概日リズムの形成を目的とした24時間周期のリズム信号を送る機構だ。生物時計とも呼ばれることがある。体内時計が正常であると、ホルモンの分泌が安定し、自律神経のバランスも整い免疫力の向上に寄与すると言われている。
寒暖差の激しいこの時期に、生活習慣が乱れから体内時計に悪影響を及ぼす。その結果、ストレスがたまり、体がなんだかだるい、やる気が出ないといった症状が現れる。これが『春バテ』の正体だ。
体内時計が乱れる主な原因は『光』だと言われている。パソコンやスマホの普及により、夜間でも光に晒される状況が多くなっている。パソコンやスマホから出るブルーライトは睡眠に関係が深いメラトニンの分泌を抑制し、体内時計を狂わせると考えられている。
また、朝食を抜いたり、お昼まで寝たりすることも体内時計に悪影響を及ぼす。
体内時計の乱れを整えるために必要なこと
体内時計の乱れを整えるためには、生活習慣の改善が最も効果的。体内時計を正常にするには朝日を浴びる、適度な運動、ブルーライトを浴びすぎないことが重要だ。体内時計は光の影響を強く受ける。そのため、朝日を浴びることが1番簡単な調整方法だと言える。
適度な運動で疲れることで、十分な睡眠時間を確保できる。就寝1〜2時間前からスマホやパソコンを見ないように心がけよう。そして、コーヒーは夕方以降飲まない、夕食は就寝の3時間前までには食べ終えておく、就寝直前の激しい運動は控えることも意識できるとより良い睡眠をすることができる。体内時計を正常にすることで春バテを防ぐことができる。
特に高齢者は体の機能が、若い頃と比較して低くなっているので春バテを引き起こしやすい。そして体調を崩すと長引いてしまう可能性が高いので十分な対策が必要となる。運動のために外出してもらうのではなく、お花見のついで、買い物のついでなど楽しみながら行うことがおすすめだ。
出典元:ラフセル
構成/こじへい