忙しい現代人は朝食を軽視しがちだ。特に出勤前の準備に追われる平日などは、朝ごはんを抜きにするビジネスパーソンも少なくないだろう。しかし、朝食欠食による健康リスクは様々な研究でも明らかになっており、朝食習慣の見直しが課題となっている。
こうした状況を受けてカルビーはこのほど、全国47都道府県在住の18歳~69歳の男女1,880名を対象に「朝食」に関する意識調査を実施した。
本記事では調査結果と併せて、自然科学研究機構 共創戦略統括本部 特任准教授・坂本貴和子氏による解説や朝食習慣のアドバイスなども紹介する。
毎日朝食を食べている人の約6割が、朝の起床時の体調について問題が無いと回答
最近の朝の起床時に自覚する症状について、毎日朝食を食べている人(70.8%)のうち57.4%が、朝の起床時の体調について「問題が無い(目覚めがすっきりする/頭がすっきりする/快調である/気分が良い/身体が軽い/特に自覚することはない )」と回答した。この結果から、朝食を毎日食べることが1日をスムーズに始められる要因の一つであることが推測される。
朝食を噛んで食べる人の約8割が起床後1時間未満で脳が働き始めると回答
起床後の行動時間について、朝起きてからどのくらいで脳が働き始めるかという設問に対し、朝食を噛んで食べる、咀嚼派 (よくかんでいる、まあまあかんでいる、以下咀嚼派)(75.9%)の人のうち81.1%が「起床後1時間未満で脳が働き始める」と回答した。朝食に咀嚼して食べている人のほうが、脳が活性化され、より早くに脳が目覚めることができるという傾向にあるようだ。