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生前に家族の「デジタル遺品」整理を進めておくべき理由

2024.04.06

半数以上の人が故人のデジタル遺品情報を管理していなかった

生前より故人のデジタル遺品にまつわる情報をどのように管理していたかを聞いたところ、「特に管理していなかった」と回答した人が51%となり、過半数は対策を行っていなかったことがわかった。

なお、管理されていた人においては、「紙に記録して保管していた」(26%)が最も多く、「家族や親しい人と共有していた」(22%)「デジタルツール(例:Excel、専用アプリなど)に記録して保管していた」(15%)と続いた。中には「紙に記録し家族に共有」など、複数の手段を併用するケースも見受けられる。

デジタル遺品の整理で何かしらの困りごとがあったのは8割強、全容が把握できておらず不安を抱えた人が約6割

故人のデジタル遺品の整理において発生した困りごとを聞いたところ、「全容がわからず、必要な対応が不明だった」(58%)が最も多い結果となった。次いで「故人のPC、スマートフォンなどのロックを解除できなかった」(32%)と回答した人が多いことからもわかるように、デジタル遺品情報の多くを占めているデバイスの解除ができず、全容把握を難しいものにしていると考えられる。

生前にデジタル遺品の対応を求めているのは約9割、デジタル遺品リストの作成を希望する方が半数以上

デジタル遺品の整理を経験した今、生前に故人にしてほしかった対応を問う設問では「登録状況・アカウント・パスワードの詳細リストを用意する」(55%)が最多となった。デジタル機器を通すことでのみ確認できるデジタル遺品の特性上、全容を把握できるリストのニーズが高いことがよくわかる。

デジタル遺品の把握手段については、消費者庁などにも相談が多くよせられ、国民生活センターもデジタル遺品リストの作成を促している。

なお、次いで「管理や引継ぎに関する自分の意向や希望を書面で残す」が39%と多く、故人の望みについて生前に確認しておくことで困りごとを未然に防ぐことにつながると考えられる。

■一般財団法人 遺品整理士認定協会 長谷川正芳氏 コメント

デジタル遺品に関しては、業者側で対応ができる「データの消去や処分」の相談が多く寄せられています。デジタル遺品の処分業者は、物理的な破壊をもってデータの流出を防止することが可能です。

一方で、スマートフォンやPCのパスワード解除の相談も年々増加し、昨年に比べ2倍程度は相談が増えています。ただ、スマートフォンやPCのパスワードの解除は難しい技術であり、業者では担えないケースが多いのも実情です。もちろん一部対応ができる場合もありますが、解除補償がない契約も見られ、高額な費用を支払ってもロックが解除できないケースも少なくありません。

スマートフォンは急速に普及が進み利用者は増えていますが、遺品の観点からは問題もあります。生前の内にロックの解除方法については、親族内で共有されることを強くおすすめします。

<調査概要>
調査期間:2024年2月28日〜3月5日
対象:ご家族のデジタル遺品整理を担われた経験のある方100名
調査方法:インターネット調査

出典元:みんなの遺品整理

構成/こじへい

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