Stellantisジャパンは、DSオートモビル・ブランド全ラインアップにChatGPTの機能を搭載し、2024年3月22日以降、全国のDSオートモビル正規販売店にて販売する全車両に標準装備される。これによりDSオートモビルは、運転しながらChatGPTを使用できる、国内で最初の自動車ブランドとなった。
DSオートモビルすべての販売車両に標準装備
このChatGPTは、OpenAI社が開発・提供する対話型の生成AIで、膨大なテキストデータを学習し、自然な文章の作成や要約を行いながら、様々なトピックへ迅速に答えてくれる特徴を備えている。今回、DSオートモビルが提供するコネクテッドサービスに、ChatGPT(バージョン3.5※)を新たに統合させることで、空調、オーディオ、ナビゲーションなどのボイスコントロールを備えるクルマから、人間のように自然な対話を行うクルマへと進化する。
例えば、ドライブで訪れる旅先の土地・歴史、或いは夕食の献立やレシピを尋ねたり、何気なく思い浮かんだ疑問を質問するなど、車内の様々なシーンにおいて、これまで以上にクルマと対話をすることが可能になり、ドライバーにとっての新たなパートナーとなる。
※ChatGPTバージョン3.5:2022年1月までの学習データに基づいており、交通状況、天気、株価などの最新情報には回答しない。
なお、今回搭載するChatGPTのボイスコントロール機能を提供するSoundHound AI※社が新たに開発した音声認識プラットフォームは、同社が提供している音声認識サービスと生成AI双方を効果的に活用し、車内での利用に最適化を図ったものとなる。これにChatGPTを連携させることにより、膨大なデータに基づく豊富な言語知識を通じて、様々な対話が可能となった。
※SoundHound AI:米シリコンバレーを本拠地とする先駆的な音声認識AIサービスプロバイダーで、「音声認識×
生成AI」の分野にて、自動車や家電、レストランなどでサービスを展開している。
関連情報:https://www.dsautomobiles.jp/owners/my-ds/connected-services/chatgpt.html
構成/土屋嘉久