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DJIがドローンと機体を収納するボックスで構成される産業用自動ドックソリューション「DJI Dock 2」を発売

2024.04.03

DJIは産業用自動ドックソリューション、「DJI Dock 2」の販売を2024年3月27日よりグローバル市場で開始した。

自動ドローン オペレーションを新たな高みへ引き上げるDJI Dock 2

特別設計されたドローン「DJI Matrice 3D/3TD」と、これらのドローンを収納する軽量型ドックのドローン・イン・ア・ボックス(DiaB ※1)で構成され、費用対効果に優れ、設置・運用を簡単に行なうことができる。
※1  DiaB (Drone in a Box) は自動的にドローンを展開して、自己完結型の着陸ボックスに戻すシステム。

またDJI FlightHub 2に対応しており、クラウドベースのオペレーションを介して、自動化された飛行ミッションの管理やモニタリングを行うことが可能。

同社では「産業向けの強力なエンドツーエンド ソリューションとして、DJI Dock 2は、測量、点検、資産管理や安全管理において、日常業務の合理化を促進します」と説明している。

■「Dock 2」の紹介動画はこちらからチェック

さらにDJIのコーポレート ストラテジー担当シニアディレクター、Christina Zhang氏は次のように話す。

「長い間、DJIの産業グレードドローンは、レスキュー隊員の業務をサポートしたり、様々な業界の人員の安全性を向上したり、気候変動の中、自然のエコシステムの保護に努めたり、世界中の幅広い分野で貢献してきました。

今日もまだ現場では、数多くの作業員の方々が、複雑かつ危険な業務を繰り返し、手動で行っています。DJI Dock 2を使用すれば、費用対効果の高い自動飛行ソリューションを利用でき、このような危険な業務を安全な距離から効率的に実行することができます」

DJI Dock 2の主な特徴

■DJI Dock 2が実現する自動飛行ミッション

前モデルと比較して、DJI Dock 2は大幅に小型化・軽量化された一方で、より優れたオペレーション能力とクラウドベースのスマート機能を提供する。

例えば、DJI FlightHub 2を併用すると、収集した飛行データを基に、高精度の3Dモデルを作成することができる。

また、この情報を使用して、次の飛行ミッションでも、ドローンが自動でカメラ角度を調整して、同じエリアを撮影できるようにプログラムすることも可能だ。

このような機能を活用して、ルーティン化された測量タスクを自動化し、人員の安全性と業務の効率性が期待できる。

■軽量設計で、簡単設置

DJI Dock 2の重量は34 kg、長さ×幅×高さはそれぞれ570mm×583mm×465mmとなっている。

これは前モデルと比較して、約75%の小型化と68%の軽量化が実現しており、大人2人の手で運ぶことができるため、設置がより簡単になり、諸費用も抑えることができる。

■効率的に設置場所を評価し、すぐに運用開始

DJI Dock 2は、ドローンのビジョンセンサーを使用して現場の状況を評価し、飛行経路や目的地のGNSS信号の強さを確認してから、ドローン業務を開始する。

これにより、設置場所の選択にかかる時間が従来の5時間から12分以内にまで大幅に短縮。準備ができると、素早くプロペラを点検し、2つのRTKアンテナを使用して正確なRTH位置情報を取得後、1分以内にドローンは離陸することができる。

■厳しい気象条件下でも、高い信頼性を維持

DJI Dock 2は、厳しい天候や環境下でも、安定して動作することが可能だ。保護等級IP55の防塵・防水性を備え、雨量計、風速計、温度計を搭載。リアルタイムで気象の変化を検知することができる。

オンラインの天気予報に加え、DJI FlightHub 2を介して、適宜、警告を発したり、飛行タスクを中止したりすることが可能だ。

■費用対効果に優れ、安定した遠隔オペレーションを実現

DJI Dock 2は、自動でミッションを遂行するようにプログラムできる一方で、いつでも、どこからでも、オペレーターは飛行やジンバル角度を制御することができる。

内部と外部に魚眼レンズを搭載し、ドックの内側と外側の状況をリアルタイムで確認できるため、オペレーターは、天候や周辺環境の状況、機体の離着陸を離れた場所からでも把握が可能。

またドック内に格納された状態で、ドローンのバッテリーを20%から90%まで、約32分でワイヤレス充電できる。

■緊急時でも最小限のサポートで動作可能

DJI Dock 2のメンテナンス間隔は、わずか半年に1回となっている(3)。停電が発生した場合、DJI Dock 2は内蔵バッテリーを使用して、独立して5時間運転し続けることができ、ドローンが帰還し着陸する時間を十分に確保する。

また、DJI FlightHub 2は、飛行タスクが失敗した場合、直ちにメールで通知するため、オペレーターは問題を正確に把握して、対応することができる。
(3)無風・無塵環境で、腐食のない、25℃のラボ環境下で測定。実際のメンテナンス間隔は、運用環境と作業頻度をもとに決定する必要がある。同社では長くても6か月毎にメンテンナンスを実行することを推奨している。

■新ドローンDJI Matrice 3D/3TDで実現する高精度の飛行ミッション

新しいドローンDJI Matrice 3D/3TDは、DJI Dock 2の高水準のオペレーション要件を満たすように設計されている。

どちらのドローンも、内蔵RTKアンテナ、全方向障害物検知や自動障害物回避の機能を搭載しており、自動飛行タスクの成功率を高めている。

また、最大飛行時間50分、動作半径 約10 km、保護等級IP54の防塵性と防水性に対応、充電サイクル最大400回を実現した(4)。
(4)12か月以内で、バッテリーを保管している周囲環境の温度が35℃以下、バッテリー残量が90%以上である累計時間が120日以下の条件で、バッテリーサイクルは400回を達成。

「Matrice 3D」は、自動マッピング&測量用に設計されている。望遠カメラ(1/2インチ CMOS、35 mm判換算162 mm相当、有効画素数12 MP)、メカニカルシャッターを備えた広角カメラ(4/3型 CMOS、35 mm判換算24 mm相当、有効画素数20 MP)を搭載。

■1:500スケールの高精度マッピングタスクの要件を満たす

そして「Matrice 3TD」は、安全業務や点検業務用に設計されている。搭載カメラは、Matrice 3Dと同じ望遠カメラに加え、Matrice 3Dのものとは異なる広角カメラ(1/1.32インチ CMOS、35 mm判換算24 mm相当、有効画素数48 MP)を搭載。

また、赤外線カメラ(35 mm判換算40 mm相当、ノーマルモード解像度640×512、UHR(超解像度)赤外線画像モード解像度1280×1024、28倍デジタルズーム)が追加され、可視光画像とサーマル画像の両方で描写できる。

■オープンエコシステムで広がる可能性

DJIは、オープンエコシステムをサポートしており、オペレーターは、DJI製とサードパーティ製のペイロードをニーズに合わせて柔軟に使いわけることができる。

例えば、DJI Dock 2は、DJI TerraAPIを使用して2D/3Dモデル再構築を実行したり、DJI FlightHub 2を使用して、クラウドベースでのオペレーションを実行したりすることが可能だ。

また、DJI Matrice 3D/3TDに搭載されたE-PortやE-Port Liteを使用して、拡声スピーカーやスポットライト、パラシュートのようなサードパーティ製ペイロードを取り付けることもできる(全て別売)。

関連情報
https://enterprise.dji.com/dock-2

構成/清水眞希

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