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イマドキの小学生が学校で大便を我慢する理由

2024.03.31

大便の我慢のし過ぎは身体によくない。しかし小学生の中には、同級生のからかいの対象になったり、トイレの汚さを理由に、学校での排便を我慢している子も多いのではないだろうか?

森下仁丹はこのほど、全国の小学生計804名を対象に、「こどもとうんちとちょうに関する実態調査」を実施し、その結果を発表した。

半数以上の小学生が日常的にうんちの状態を確認できており、うんちの状態も大半が健康的

日頃から、うんちの「形(硬さ)」「臭い」「頻度」の状態を確認しているかを聞いたところ、全体の51.1%が「している」と回答し、約半数の小学生が自分のうんちの状態を確認できていることがわかった。(図1)

最近したうんちの状態について聞くと、理想的な健康なうんちである「なめらかバナナうんち」を出している割合が62.6%いることがわかった。また、ブリストルスケール(※)における「健康的なうんち」である「なめらかバナナうんち」「ひびわれうんち」「やわやわうんち」は、全体を通して81.1%いることがわかった。また、うんちの状態から便秘傾向の小学生が下痢傾向の小学生よりも多いことがわかった。(図2)

※ブリストルスケール・・・便の状態を表す世界的な基準で色や形に基づいて「便」の状態を分類

健康なうんちを出せている腸は健康である可能性が高いことから、全体を通して、健康的な腸である小学生が多いと推測される。健康的なうんちを出せている652名の小学生に対して、うんちの状態で腸の状態がわかることを知っているかを聞くと64.0%が「知らなかった」と回答した。(図3)

半数以上の小学生は、健康な腸の保ち方を知っているが、実践できている小学生は少ないことが判明

健康的なうんちを出せている652名の小学生に、健康な腸やうんちを保つための方法を聞いてみると、「よく運動する(70.9%)」、「うんちを我慢しない(65.0%)」、「よくご飯を食べる(60.3%)」、「よく眠る(57.5%)」と、正しい方法を選択した小学生がいずれも5割を超えた。(図4)

一方で、同上の小学生に健康な腸やうんちを保つ方法を説明した上で、普段どれくらい実践できているかを聞くと、「いつもできている」と回答した小学生は37.6%に留まった。(図5)そのため、今は健康的なうんちができている小学生も、今後、うんちの状態が、固くなったり、緩くなるなど健康的ではなくなる可能性が推測される。

健康な腸やうんちを保つための方法が実践できていない理由の一つとして考えられる学校のトイレ事情

健康的なうんちを出せている小学生が過半数を占めているが、62.4%の小学生が日常的に健康な腸やうんちを保つための方法を実践できていないことから、1日の大半を過ごす学校におけるトイレ事情について聞いた。

まず、健康的なうんちを出せている652名の小学生に、学校でうんちをしたくなった時に、我慢したことがあるかを聞くと、86.8%の小学生がこれまでの学校生活でうんちを我慢したことがあることがわかった。また、「いつも我慢している」小学生は4.8%おり、日々の学校生活でうんちができていない小学生もいることがわかった。(図6)

いつもうんちを我慢している31名の小学生に学校でうんちを我慢した理由を聞くと、「他人友人に知られたくなかったから(58.1%)」、「学校のトイレが汚いから(51.6%)」と友人関係や学校のトイレ環境に関する理由があることがわかった。(図7)

また、同上の小学生に学校においてうんちを我慢した時の具体的な状況を聞くと「授業中・テスト中でトイレに行きたいと言い出せなかった」、「もう少しで下校の時間だったため、友達がいる学校でうんちをするのを我慢した」、「みんなに知られるのが恥ずかしい」と“他人がいる状況”で我慢してしまっていることが推測できる。(図8)

次に健康的なうんちを出せている652名の小学生に学校以外でうんちをしたくなった時に我慢したことがあるかを聞くと、79.6%が「いつも我慢することが多い」「時々我慢していることが多い」「あまり我慢しないことが多い」と回答。(図9)その中で、いつもうんちを我慢している12名の小学生に我慢した時の状況について聞くと、「遊びを優先していた」、「近くにトイレが無かった」、「外にいてトイレに並んでいる人がたくさんいた」など、“うんちをしたくなった時の環境や状況”によって我慢してしまっていることが推測できる。(図10)

健康的なうんちを出せている小学生の中で、学校でうんちを我慢することが多い286名の小学生に、うんちを我慢することで便秘になる可能性があり、その際に自身に生じる腹痛、便の漏れ、機嫌が悪くなる、集中力が低下するなどの悪影響を知っているかを聞いてみると、12.9%の小学生のみが、「悪影響があることは知っていて症状も知っていた」と回答。ほとんどの小学生がうんちを我慢することで起きる症状を知らず、うんちをしたくなっても我慢してしまうことがわかった。(図11)

<調査概要>
・調査名  :「こどものうんちとちょうに関する実態調査」
・調査機関 :ネオマーケティング
・調査期間 :2024年2月6日(火)~2月7日(水)
・調査対象 :小学1年生から小学6年生の計804名の方
・調査手法 :インターネット調査(親の代理回答で小学生の子を回収)
・調査地方 :全国
・有効回答数:804サンプル

出典元:森下仁丹株式会社

構成/こじへい

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