富士フイルムは、INSTAX “チェキ”のアナログインスタントカメラの最上位モデル「INSTAX mini 99」を、2024年4月11日に発売する。価格はオープン。市場想定価格は28,600円前後。
ダイヤルの設定値に応じて異なる色の光をフィルムに直接照射することで6種類の色表現ができる「カラーエフェクトコントロール」を新搭載!
「INSTAX mini 99」は、世界中で好評を得ている「INSTAX mini 90」をさらに進化させたモデル。最大の特徴は、カメラ内部にLEDを搭載し、ダイヤルの設定値に応じて異なる色の光をフィルムに直接照射することで、6種類の色表現ができる「カラーエフェクトコントロール」や、レンズ開口部を手動で狭めて周辺光量を抑制し、中心部をフォーカスする「ビネットモード」といった、アナログ技術でプリント表現の幅をさらに広げる新機能を採用したところ。撮影時の明るさなど撮影環境によって、プリントに現れる「カラーエフェクトコントロール」「ビネットモード」の効果も異なるため、味わい深い多彩な写真を楽しむことができる。
↑「カラーエフェクトダイヤル」(写真左)と カメラ内部搭載のLED(写真右)
また、「INSTAX mini 90」でも採用している、画質の向上が可能な「遠景/マクロモード」・「インドアモード」、動きの速い被写体の撮影に最適な「スポーツモード」に加え、集合写真に適した「セルフタイマー」も搭載。さらに「バルブモード」や「二重露光」など、光を操る撮影モードも利用できる。
このほか、レンズダイヤルの回転による電源・焦点距離の切り替え、側面のダイヤルでの光や明るさの調整など、アナログ感を楽しめる操作性も追求。もちろん、デザインにもこだわっており、カメラ本体には手になじむマット感のあるレザー調のテクスチャーを採用したほか、ハンマートーン塗装や色入れ文字も施し、アナログインスタントカメラ最上位モデルに相応しい高品位な外観・質感のクラシックデザインに仕上げている。
主な仕様は、使用フィルムがインスタントフィルム INSTAX MINI、写真画面サイズが62×46mm、レンズが沈胴式レンズ 2群2枚構成(f=60mm 1:12.7)、ファインダーが実像式ファインダー(0.37倍)、撮影範囲が手動3点切り替え式(0.3~0.6m/0.6~3.0m/3.0m~∞)、シャッターがプログラム式電子シャッター(1.8秒~1/400秒)、フィルム現像時間が約90秒(気温によって変動)、電源がバッテリー NP-70S(1個)。本体サイズは103.5×117.5×60.0mm、質量は340g(バッテリー、ストラップ、フィルム別)。
あわせて、「INSTAX mini 90」の本体カラーに合わせたカメラケース(市場予想価格:3,960円前後)とミニフィルム用フォトアルバムの新色ブラックも同時発売。写真フィルムの現像で使用する「マウント」をモチーフにした、ミニフォーマットフィルム「PHOTO SLIDE」も今夏発売予定だ。
製品情報
https://instax.jp/mini99/
構成/立原尚子