ドコモの新料金プラン「ポイ活プラン」で得する人、損する人

『ahamoポイ活』プランのメリットとデメリットは？

『ahamoポイ活』プランのメリットは、ポイ活オプションの特典によって毎月、最大4000ポイントが還元され、100GBのデータプランを実質、月額2750円で利用できるようになること。

とはいえこれは上限の4000ポイントを獲得できた場合のこと。4000ポイントを獲得するためには『ｄ払い』で4万円分の買い物をする必要があり、キャンペーンが終了すれば、もっと多くの買い物をしなければ4000ポイントが獲得できない。これが『ahamoポイ活』プランのデメリットだ。

月額2200円のポイ活オプションの元を取ることを考えると、3％還元なら毎月7万3334円分以上がマストで、4000ポイントを獲得するなら13万3334円分の買い物が必要。5％還元なら毎月4万4000円分以上で、8万円分の買い物をすることで4000ポイントが獲得できる。

つまり『ahamoポイ活』プランで得できるのは、①毎月ほぼ100GBのデータを使用し、②『ｄカードGOLD』に加入していて、③『ｄ払い』で毎月2万2000円分以上の買い物をする人。なおキャンペーン終了後は毎月4万4000円分以上の買い物をしないと、ポイ活オプションの元は取れない。

①②③の条件に該当する人は、早めに『ahamoポイ活』プランに加入することで、より得ができるだろう。毎月4万4000円分以上も買い物をしないという場合は、10％還元キャンペーンが終了するまで、『ahamoポイ活』プランを利用するという方法もある。

なお、『ahamoポイ活』プランで得られるポイントはｄポイント（期間・用途限定）になるものの、あまり影響はしない。通常のｄポイントの有効期限が48か月あるのに対して、期間・用途限定ポイントは有効期限が短くなる。ただし、ポイントを使用する時は有効期限の近いものから先に使われるので、定期的に有効期限を確認してポイントを使うようにすれば、ポイントがムダになることはない。

用途も限定されるものの、街やネットのお店で通常のポイントと同様に利用することができる。ｄポイントが利用可能な店舗は約523万か所もある（2023年12月時点）。そして2024年1月10日より、毎月の携帯電話料金にも期間・用途限定ポイントが利用できるようになったので、『ahamoポイ活』プランで獲得したポイントを充当して、毎月の携帯電話料金をお得にすることができる。

ドコモ『ポイ活プラン』
https://www.docomo.ne.jp/special_contents/poikatsu/

取材・文／綿谷禎子