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こんにちは。
弁護士の林 孝匡です。
宇宙イチわかりやすい法律解説を目指しています。
今回は「ラブラブメールでSEX認定されるか?」という事件を解説します。浮気裁判です。
送り合ったメールは、
・Hだねマサオ。バイアグラは、いらないよ。
・生理か。。。ちょっと早かったのかな。。。
・え~今日こそイチャイチャしようと朝から楽しみにしてたのに。。。
・いっぱいぶちゅぶちゅして過ごしたいよぅ
・帰るね。疲れた。おっぱい。
……etc.
―― 完全クロですね。裁判所さん、鉄槌を。
裁判所
「SEXしたと……認定できません!」
Why!?
以下、わかりやすく解説します(東京地裁 H24.11.28)。
※ 争いを一部抜粋して簡略化
※ 判決の本質を損なわないよう一部フランクな会話に変換
登場人物
▼ 家族
・妻
・夫(以下「マサオ)
・長男 9歳・次男 6歳
▼ 夫の浮気相手(以下「麗子」)
妻が麗子に対して慰謝料請求しました。
どんな事件か
夫のマサオと浮気相手の麗子によるメールのやりとりは以下のとおりです。
▼ 麗子がマサオに送ったメール
「おやすみマサオ チュ」
「明日仕事納めでしょ?夜、家にいないとまた疑われるよ」
「そんなんでも会いたいんだけどね」
「血まみれになるからギュウはできないよ。終わったらして」
「Hだねマサオ。バイアグラはいらないよ。私Hじゃないもん」
その他のメールは以下のとおり(判決文より引用)
▼ マサオが麗子に送ったメール
「生理か。。。ちょっと早かったのかな。。。」
「え~今日こそイチャイチャしようと朝から楽しみにしてたのに。。。」
「逢いたいよぅ」
「いっぱいぶちゅぶちゅしてのんべんだらりと過ごしたいよぅ」
「帰るね。疲れた。おっぱい。」
―― 完全にクロ、漆黒ですよね?w
妻は浮気相手の麗子を訴え、慰謝料500万円を請求しました。