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アドビがMicrosoft 365アプリケーションを利用するマーケッターに向けて新たな生成AI機能を提供

2024.03.30

アドビは年次のデジタルエクスペリエンスカンファレンスであるAdobe Summitにおいて、Adobe Experience CloudのワークフローとインサイトをMicrosoft Copilot for Microsoft 365に提供する計画を発表した。

これにより、マーケターはアプリケーションとデータのサイロ化を克服して、日常業務をより効率的に管理が可能になる。

Adobe Experience CloudのワークフローやインサイトをMicrosoft Copilotと連携

こうした新たな統合機能により、Adobe Experience CloudのアプリケーションとMicrosoft Dynamics 365から関連あるマーケティングのインサイトやワークフローをMicrosoft Copilotに取り込むことができ、Outlook、Microsoft Teams、Wordなどのツールでクリエイティブブリーフの作成、コンテンツの制作、コンテンツの承認管理、エクスペリエンスの提供などを行なうマーケターを支援していく。

今回の発表についてアドビのデジタルエクスペリエンスビジネス担当シニア バイスプレジデントであるアミット アフジャ(Amit Ahuja)氏は、次のように述べている。

「ソーシャルメディアやモバイルなど、さまざまなチャネルが目まぐるしく変化する中、パーソナライズされたコンテンツの需要は急激に高まっており、マーケターは日常業務の効率性と生産性の向上を迫られています。

マーケターは日々の業務の大半をアドビとMicrosoftのアプリケーションで行っており、今回のパートナーシップは、マーケティングチームに優れたサービスを提供し、プランニング、コラボレーション、キャンペーンの実行に関わる日常業務を合理化します」

さらにMicrosoftのAI at Work担当コーポレート バイスプレジデントであるジャレッド スパタロウ(Jared Spataro)氏も、こう続ける。

「インパクトのあるキャンペーンの作成と顧客体験の強化という、最重要業務に専念できるよう、Microsoftとアドビはマーケターの支援に向けて共通の目標を掲げています。Adobe Experience CloudのアプリケーションとDynamics 365から提供される、コンテキストに基づくマーケティングインサイトをCopilot for Microsoft 365経由で業務フロー内に統合することで、私たちは共通の目標を達成しつつ、マーケターが業務を合理化し、障害を排除して、卓越した成果を達成できるよう支援します」

社内外の複数のチームを横断して作業を行なうニーズへの対応に重点

マーケティング分野は複雑で、複数の専門的な役職で構成される。

そのため、ブランドコンテンツのデザインやキャンペーンの管理から、社内外のパートナーによる、複数のチャネルを横断したオーディエンスインサイトの追跡、結果の報告に至るまで、さまざまなツールが要求される。

すなわち、マーケターは、サイロ化された、異なるアプリケーションでの作業という課題に直面しており、これは連携不足に陥ることや、スピードや生産性に悪影響を及ぼす可能性がある。

Microsoftの実施した最近の調査によると、マーケティングやコミュニケーションのプロフェッショナルの43%は、デジタルアプリケーションやプログラムを切り替える必要性が、創造性の妨げになっていると報告している。

アドビとMicrosoftは今後、こうした課題に共同で取り組んでいく予定だ。マーケターは社内外の複数のチームを横断して作業を行ないつつ、キャンペーンの目標、状況、アクションを管理するケースが多く、当初の機能ではこうしたニーズへの対応に重点が置かれることになる。

これらの機能は以下のシナリオへの対応を想定している。

■業務フローにおける戦略的インサイト

Adobe Customer Journey AnalyticsやAdobe Workfrontなど、Adobe Experience Cloudのアプリケーションによる適切なキャンペーンインサイトを活用し、Dynamics 365と組み合わせることで、Copilot for Microsoft 365エクスペリエンスは、マーケターがOutlook、Teams、Wordでインサイトと最新情報を迅速に取得できるよう支援していく。

マーケターは、キャンペーンの効果や承認待ちの状況、取るべきアクションや、最新のキャンペーンブリーフで定義されるオーディエンスとKPIを理解しつつ、マーケティングプロジェクトの状況を理解するための質問をすることができる。

■適切なコンテキストに基づき、キャンペーンブリーフ、プレゼンテーション、Webサイトの最新情報、電子メールを作成

マーケターは複数のツールや担当者にインサイトを求めることなく、容易にデータに基づいた判断ができる。

アドビとDynamics 365のマーケティングインサイトは、Copilot for Microsoft 365で利用でき、ブリーフ、幹部の確認用のプレゼンテーション、レポート、最新情報の作成が可能になる。

Adobe Experience Manager Sitesの機能がCopilot for Microsoft 365に統合されることで、マーケターはAdobe Fireflyの生成AIで画像を作成し、マーケティング体験のキャッチコピーをWordで直接作成し、Webやモバイルなどのチャネルでパブリッシュできる。

■コンテキストに即した通知と要約を通じてプロジェクトを進行

フィードバック、承認、作業項目の変更、締切日など、プロジェクトの状況をまとめるため、マーケターは複数のアプリケーション、電子メール、チャットを確認する必要がある。

Adobe Workfrontが提供するこれらの統合機能は、これらのアプリケーション間で連携し、関連するマーケティングデータを活用した通知を作成することで、あらゆる変化や取るべきアクションを常に把握できる。

関連情報(英文)
https://adobe.folloze.com/adobe-microsoft-personal-is-possible

(C)2024 Adobe. All rights reserved. Adobe and the Adobe logo are either registered trademarks or trademarks of Adobe in the United States and/or other countries. All other trademarks are the property of their respective owners.

構成/清水眞希

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