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サントリーの新商品「こだわり酒場のお茶サワー~伊右衛門~」に合う逸品、その名も「バカツ米カレー」のつくり方

2024.03.30

この酒に高速一瞬!カーツさとうのツマミ教室
十四発目『永久に呑めるデンシャラス!お茶のサワーにバカなカレー』

 今回選んだお酒は『こだわり酒場のお茶サワー~伊右衛門~』だ。

↑『こだわり酒場のお茶サワー~伊右衛門~』350ml(サントリー)。実際の購入金額は162円。

 つい最近、近所のコンビニで見つけて、缶をよく見りゃ『京都 福寿園 伊右衛門』とか『玉露浸漬酒使用』とか印刷してあって、「とにかくいいお茶で割ってあるんだな」というのがバカでも判る状態。

 ワタクシも学無きバカなんで、おもわず買ってしまいました。そして呑むと、お茶もきっといいお茶使ってるんでしょうが、それよりも驚いたのは、てっきりいわゆる焼酎のお茶割りだと思ってたんだけど、炭酸も入ってんのよ。

 たしかに『サワー』って書いてあるから炭酸入ってんのかな? とは買う前に一瞬思ったけど、お茶と炭酸は合うわけ「ないだろ~」と思って、ただの焼酎お茶割りだと思ってた。この『サワー』ってのは、まぁ焼酎系アルコール飲料ということをわかりやすく伝えるための名称だと思っていた。

 ところが! 飲んだ後に気付いた缶に書かれた細かい字の説明を簡単にまとめますと、抹茶と玉露を浸漬させたスピリッツ(ウォッカ系でしょうね)を微炭酸で割ったモノだった。

 これがうまいな~。ま、オレにしてみりゃ酒はなんでもうまいんだけど、茶と炭酸って絶対合わないと思ってたのに、意外なまでに相性がいい。サッパリ×スッキリでとにかく後口が秀逸!!

 でこれ飲んで合わせたいな~と思ったツマミは、本当に大衆的な呑み屋とか昼から呑める食堂とかでたまに見かける『おつまみカレー』。ようするにライス抜きのカレーが小鉢に入ったそれだけのヤツ。

 ま、それをツマミするんだったら、レトルトカレー買ってくりゃいいんだけど、今回はそんなレトルトカレーを一瞬にして豪華&ボリューミーにしつつ、酒のアテとしてのベクトルを倍加する、料理というのも憚られるアレンジ料理だ!! ようするにバカみたいに簡単……いやバカみたいというより、ずばりバカ簡単。

その名も『バカツ米カレー』!

 コンセプトはカレーをおしいく豪華にするなら、こりゃもうカツカレー化するのがベスト。でもっと、カレーってゴハンと合うけどカレーライスみたいに米が多いと、ツマミとしては「どこか違う」って気がするじゃないですか。そこで、カレーと合うお米のテイストを少々入れつつも、ツマミ的な味わいを重視する。そんなツマミ模索して完成いたしました。

 前書き以上。作り方に入る。

 食材紹介!!

○食材じゃないんですが、深めの紙皿:1枚。スチロール製は絶対NG!! 紙製で『電子レンジ使用可』って書いてあるヤツね。オレが使ったのは直径15cmのヤツ。近所のスーパーで5枚入り100円くらいでたいてい売ってる。かみざらじゃなくてもいいが、洗い物面倒な人は紙皿でどうぞ。

○レトルトカレー:1パック。なんでも好みのヤツ買ってください。オレが買ったのはスーパーのオリジナルブランドのヤツで96円。

○ビッグカツ:1枚。駄菓子のアレ。近所のコンビニで43円。

○一般的にはサラダせんべいって呼ばれてるせんべい:2枚。実際に買った商品名は亀田製菓の『ソフトサラダ』。近所のスーパーで2枚×10個(ようするに20枚入です)で185円。

 以上!

 作り方はもうあっという間です。

↑1:紙皿にサラダせんべい2枚を適当に割って入れる。1枚を6分割するくらい大きさを推奨。あとね、もっとボリューム増やしたい人は4枚入れちゃってもいい。

↑2:その上からレトルトカレーを全部かける。

↑3:ビックカツをハサミで言ってその上に並べる。ハサミはキッチンバサミがなけりゃ、普通の紙着るハサミでも問題ゼロ。

↑4:電子レンジ600ワットで1分加熱。写真は加熱し終わったところ。

↑5:電子レンジで加熱するだけで、すでに完成なんですが、もしもっと美味くしたければ、紙皿ではなくて、最初っから陶磁器のお皿を使ってオーブントースターでの3分加熱。ビックカツにコンガリ焼き目がついて香ばしさが倍増する。写真はオーブントースターで加熱した姿。

 エ~ワタシは紙皿のままオーブントースターで加熱しましたが、絶対マネしないでよ。紙皿が燃える危険性があります。

 ってことで完成! あのねビックカツってそのまんまでも美味いけど、温めてカレーと混ぜると、15倍くらい美味くなるよ、ホント。そしてサラダせんべいをカレーの中で温めると、カレーを吸ってフニャフニャになりつつ、若干固さの面影が残ってる味わいなんだけど、それがヤケにオツな味!!

 それをなんと表現していいのか……餅とも違うし、うどんにもちょっと似てるとこあるし、餅とウドンとせんべいを足して割らない感じ。それがカレー染み染み状態。カレーの染み方は米よりウドンより格段に染みてる。そこがたまらない。

↑ってことで喰いつつ呑む!

○『バカツ米カレー』をスプーンなんぞですくってちょっと喰う。

○コックリした刺激的味で酒が呑みたくなる。

○『こだわり酒場のお茶サワー』をグビッと呑む。

○そのスッキリした味わいで口の中が一瞬でリセットされる。

○『バカツ米カレー』をちょっと喰う。

○コックリした刺激的味で酒が呑みたくなる。

○『こだわり酒場のお茶サワー』をグビッビッと呑む。

○そのスッキリした味わいで口の中が一瞬でリセットされる。

○『バカツ米カレー』をちょっと喰う。

○コックリした刺激的味で酒が呑みたく……。

 呑みの永久機関が開発されました。

文/カーツさとう
コラムニスト。グルメ、旅、エアライン、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。独特の文体でファンも多い。

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