大学生の春休みは、一瞬で終わる小中高と異なり、異常なほど長い。油断すると持て余してしまいそうなこの膨大な時間を有効活用すべく、アルバイトに勤しんだり、資格の勉強に励んだりする人がいる一方、海外旅行へ出かける大学生も多いことだろう。
旅行・レジャー予約サイトKlookはこのほど、旅行好きの大学生193名を対象に、海外旅行に関する意識調査を行い、その結果を発表した。
この春(3月~4月末)に海外旅行に行く予定のある学生は34.2%、うち43.9%が一人旅を予定
回答者全体のうち、この春(2024年3月~4月末)に海外旅行に行く予定のある人は34.2%、行く予定のない人は65.8%となった。
この春(3月~4月末)に海外旅行を予定していると回答した人に何人で行くか聞いたところ、1人が43.9%と最多、次いで2人という結果となった。
2人以上で海外旅行を予定している人に誰と行く予定か聞いたところ、「友達(異性を含む)」と回答した人が35.2%で最多、次いで「友達(同性のみ)」が32.4%、同率で「恋人・パートナー」「学校の先輩・後輩、バイト・仕事先の同僚」が10.8%となった。家族をあげた人はその他と共に最下位で5.4%、やはり大学生ともなると家族以外と海外旅行に行く人が多いようだ。
学生のうちに行っておきたい海外旅行先TOP3、1位韓国、2位アメリカ本土、3位オーストラリア
193名の学生全員に、「学生のうちに行っておきたい海外旅行先」を聞いたところ、韓国に30.1%の票が集まり断トツで1位となった。2位にアメリカ本土、3位にオーストラリア、4位に台湾とフランスが同率で続いた。距離が近いだけでなく、K-POPなどでカルチャー面でも若者に人気の韓国は、学生にとっても旅行しやすく最初に選ばれやすい海外旅行先なのかもしれない。
社会人になったら行ってみたい海外旅行先TOP3、1位アメリカ本土、2位フランス、3位ハワイ
193名の学生全員に、「社会人になったら行ってみたい海外旅行先」を聞いたところ、1位アメリカ本土、2位フランス、3位ハワイとなった。また4位~10位にランクインした旅行先も、すべて僅差で欧米諸国が独占する結果となった。地理的に遠く、現地の物価も高い欧米諸国は、学生にとって憧れの旅行先であり、社会人になってお金に余裕ができたら行ってみたいと考えるようだ。
「社会人になったら社員旅行に行きたい」と回答した学生は88.1%
193名の学生全員に、「社会人になったら社員旅行に行きたいか」と聞いたところ、「行きたい」と回答した人が88.1%となった。社員旅行に対してポジティブに感じている学生が多いようだ。
193名の学生全員に「社会人の旅行がうらやましいと思ったことはあるか」と聞いたところ、「はい」が69.4%、「いいえ」が30.6%となった。
社会人の旅行が「うらやましい」と回答した人に自由回答形式で理由を聞くと、「お金があるから」「財力がある!」など経済面でのゆとりをあげる回答が目立った他、「自立している印象だから」や「自分でお金を使える自分のやりたいように行動できるから」といった、経済力がある社会人ならではの自由・自立をあげる声もあった。
他方、社会人の旅行が「うらやましくない」と回答した人に自由回答形式で理由を聞くと、「長期で休めないから」「自由な時間が少ない」など時間的な制限を上げる声の他、「窮屈そうだから」「学生の方がたくさん時間があって何でもできるので」など、学生ならではの自由や気楽さを上げる声もあった。
<調査概要>
調査名:「旅行に関する意識調査」
調査対象:旅行イベント「BackpackFESTA2024」(主催:株式会社TABIPPO)に参加した大学生
調査方法:BackpackFESTA2024イベント会場での来場者アンケート
調査日:2024年2月15日(BackpackFESTA2024 大阪会場)、26日(BackpackFESTA2024 東京会場)
有効回答数:合計193
出典元:Klook
構成/こじへい