ロイヤルエンフィールドは、2024年3月22日、BULLET 350(ブリット・サンゴーマル)、HIMALAYAN 450(ヒマラヤ・ヨンゴーマル)、SHOTGUN 650(ショットガン・ロクゴーマル)の3台の新型を東京モーターサイクルショーで披露した。
ロイヤルエンフィールドの象徴でもあるBULLET 350
BULLETは、世界で最も長く生産され続けているモーターサイクルで、1世紀近くにわたって時の試練に耐えてきた。1932年に発表されたとき、モーターサイクル・デザインの最先端を行くものだった。1948年には、抜本的に改良された画期的なスイングアーム・リアサスペンションがモーターサイクル界に旋風を巻き起こし、他のすべてのモーターサイクルメーカーがすぐに追随した。
新型BULLET 350は、METEOR、CLASSIC、HUNTERにも搭載され、世界的に高い評価を得ている最新の349cc空油冷単気筒エンジンを搭載。フューエルインジェクションにより、最高出力20.2ps/6,100rpm、最大トルク27Nm/4,000rpmを発生し、低回転域での力強さ、非常にスムーズでリニアなパワーデリバリー、洗練された爽快な走りを実現。振動を低減するプライマリーバランサーシャフトを採用することで、レスポンスと洗練されたフィーリングを実現している。最適化された5速ギアボックスによって変速はキビキビとスムーズで、最高のライディングエクスペリエンスが得られる。
さらにBULLET 350には、2つのバリエーションと3つのカラーリングが用意されている。ブラックとマルーンの2色が用意される「スタンダード」は、デュアルチャンネルABSとリア・ディスク・ブレーキを装備し、エレガントなハンド・ピンストライプのタンクとコンポーネント、クロームとゴールドのバッジで仕上げられている。
「ブラックゴールド」は、マット&グロスブラックのタンク、カッパー&ゴールドの3Dバッジとピンストライプ、トレンドのブラックアウトされたエンジンとコンポーネントの組み合わせが印象的な仕上がりで、デュアルチャンネルABSとリア・ディスク・ブレーキが装備されている。価格はスタンダードが694,100円、ブラックゴールドが701,800円となっている。
未知なる道のために綿密に設計されたHIMALAYAN 450
HIMALAYAN 450は、ロイヤルエンフィールドの最新かつ最軽量、最先端技術の車両統合パワートレインをベースとしている。新型シェルパ450水冷エンジンを搭載し、アドベンチャーツーリングを強化・向上させる数々の新しいインテグレーテッド機能を備えている。日本発売は今夏を予定している。
新型HIMALAYAN 450のシェルパ450エンジンは、パワーとトルクを向上させ、優れた低回転域のパフォーマンスを発揮し、ロイヤルエンフィールドらしさを忠実に再現。最高出力40.02PS/8000rpm、最大トルク40Nm/5500rpmを発生する新型452ccエンジンは、最大トルクの90%を3000rpmから発生させる。
この特性は滑りやすい斜面を登るときに威力を発揮し、トラクションを得ることができる。トルク豊かな走りは、大きな積載量にも対応し、快適なタンデム・ライドももたらす。新しいエンジンは、地上高を最大化し、コンパクトなパッケージングを可能にするセミドライサンプ設計を採用した。統合ウォーターポンプとツインパスラジエターのセットアップを採用し、最適な冷却を実現。新型6速ギアボックスは、ギアレシオの柔軟性を高め、高速道路での巡航性を向上。新設計のクラッチは、ケーブル作動の新型スリップ&アシストクラッチを介して駆動するため、動作が軽く、寿命も長くなっている。
カスタムシーンにインスパイアされたSHOTGUN 650
SHOTGUN 650は、1世紀にわたる純粋なモーターサイクルのDNAと、カスタムカルチャーのアナーキーな精神が融合したモデルとなる。その精神とフォルムはカテゴライズされることを拒み、モジュラー設計によりシングル、タンデム、長距離ツアラーの3つのモードを簡単に切り替えることができる。このモーターサイクルはカスタムカルチャーからインスピレーションを得ており、ビルダーや初心者に自己表現のための格好のキャンバスとなる。
SHOTGUN 650の新しい構成パーツとそれによって生まれたキャラクターは、従来のモーターサイクルの分類を覆し、ライダーの個性に合わせて変化させることが出きる。特に個性的なのはシート周りで、モジュラー設計により、1人乗り、2人乗り、ケース装着などによるツアラー仕様と、3つの仕様を簡単に切り替えることができ、究極のフレキシビリティを提供。スポーティでアグレッシブなライディングを求めるライダーにも、ゆったりとしたライディングを楽しみたいライダーにも、SHOTGUN 650は、その時の気分やライディングスタイルに合わせて変化させられる。
■ロイヤルエンフィールド アジア太平洋市場事業責任者 アヌージ・ドゥア氏のコメント
「日本には、情熱的なライダーが集まっているだけでなく、モーターサイクル仲間やコミュニティ、そして盟友がいます。ロイヤルエンフィールドは、日本市場に参入して以来、ファンのために最高のモーターサイクルを提供することに努めています。
私たちは、アジア太平洋地域の成長ストーリーという観点から日本市場に焦点を当て、グローバルな魅力を持つモーターサイクルを提供し続けてきたのです。その結果、現在ではこのマーケットで輸入モーターサイクル・ブランドのトップ5に入るまでになりました。BULLET 350、HIMALAYAN 450、SHOTGUN 650は、あらゆるタイプのライダーに楽しんでいただけるでしょう。
私たちの活動は、モーターサイクルを通じてライダーが自分自身を表現することを可能にし、世界中の何百万人ものライディングファンの心に響くはずです。私たちはこれら3台のモーターサイクルが、前途有望な1年の素晴らしいスタートになると確信しています」
関連情報:https://www.royalenfield.co.jp/
構成/土屋嘉久