世界的な総合旅行ブランドの一つであるエクスペディアは、今年のゴールデンウィークの旅行シーズンに向けて、同社のデータに基づく「2024年ゴールデンウィークの人気海外旅行先ランキング」を発表した。
ゴールデンウィークの海外需要が昨年比136%と増加傾向に
2024年のゴールデンウィークは2回の連休に分かれており、その間に3日間の有給休暇を取得すると10連休も可能になる。
そんな絶好の海外旅行のタイミングである今年のゴールデンウィーク、エクスペディアのデータによると、今年のゴールデンウィークの海外旅行の検索数は昨年比136%(※)と2023年より増加している。
※ 2023年1月1日~2月21日と2024年1月1日~2月21日の間に検索されたゴールデンウィーク中(2023年は4月29日~5月7日、2024年は4月27日~5月6日)の旅行数を比較。
そんな今年のゴールデンウィーク期間中の人気海外旅行先の検索ランキング(※)を見ると、上位3位にはアジアの王道人気エリア、ソウル、台北、バンコクがランクイン。
また、ランキング上位10位のうち6か所がアジア圏内と、アジアの堅調な人気を感じさせる。
一方で、7位には「ロサンゼルス」、8位には「パリ」と、東京から飛行機で10時間以上かかる遠方の旅行先もランクイン。長期休暇が取れるタイミングということもあり、遠方の旅行先まで足を延ばそうと考える人も増えているようだ。
※ 2024年1月1日~2月21日の間に検索されたゴールデンウィーク中(4月27日~5月6日)の旅行。
■人気急上昇ランキングには「グアム」や「ロサンゼルス」がランクイン
昨年と今年のゴールデンウィークの検索数を比較して検索数の伸びが大きい海外旅行先 人気急上昇ランキング(※)では、2024年4月から直行便の増便が発表されている「グアム」や、注目の日本人野球選手が在籍するチームの本拠地「ロサンゼルス」などがランクインした。
※ 2023年1月1日~2月21日と2024年1月1日~2月21日の間に検索されたゴールデンウィーク中(2023年は4月29日~5月7日、2024年は4月27日~5月6日)の旅行数を比較した伸び率により算出。
■「一人旅」に人気の海外旅行先は「大都市」に集中
今年のゴールデンウィーク期間中に1室1名での「一人旅」で検索された海外旅行先ランキング(※)を見てみると、上位10位のうち8か所が「大都市」となった。
「ソウル」、「台北」、「バンコク」など、近場のアジア圏の都市だけでなく、「パリ」、「ロサンゼルス」、「ニューヨーク」、「ロンドン」など、ヨーロッパやアメリカ本土もランクイン。
リゾート地よりは、観光やエンタメ、グルメなど一人で楽しめるアクティビティが豊富な大都市に人気が集まっていることがわかる。
※ 2024年1月1日~2月21日に1室1名で検索されたゴールデンウィーク中(4月27日~5月6日)の旅行。
関連情報
https://www.expedia.co.jp/
構成/清水眞希