じわじわと海外旅行への熱が復活してきており、ビジネス教養を高める意味でも、この春休みやGWなどに渡航してみるのも一案だ。
今回は、トリップアドバイザーで人気の観光スポット「2024 トラベラーズチョイス ベスト・オブ・ザ・ベスト・デスティネーション」で上位にランクインしたバリ島とドバイの最新スポットを紹介する。
バリ島のビジネスパーソンにおすすめの最新スポット「サカ美術館」
インドネシアのバリ島といえば夏に出かけるイメージがあるが、冬も楽しめる。日本の冬の時期はバリ島では雨季に当たり、スコールは多いが気温は真夏並みなのでバカンスを楽しむにはもってこい。
最新トピックスの一つに、バリ島最大の統合型リゾートであるアヤナ リゾートの敷地内に設けられた「サカ美術館」が2024年に新オープンするニュースがある。すでに2023年秋にはプレオープンしており、その壮大な展示を鑑賞することは可能だ。
同リゾートに宿泊のゲストは、アヤナ ウェブ アプリを通じて予約することで、無料で美術館を見学できる。
アヤナ リゾートPR担当の中野彩氏に、サカ美術館ではどんな学びが得られるか尋ねた。
「サカ美術館は、バリヒンドゥー教の太陰太陽暦であるサカ暦にインスピレーションを得たバリの文化に焦点を当てた施設で、生きた遺産を深く理解できます。バリの基本的な哲学『トリ・ヒタ・カラナ』を通じて精神的な領域と人々と環境の調和の重要性が強調され、現代のバリの生活にどのように組み込まれているかが探求されています。
特に、バリの新年の祝賀であり沈黙の日であるニュピに焦点を当て、この日における『トリ・ヒタ・カラナ』の実践がどのように行われているかが明らかにされています。この日には、バリの若者グループが数ヶ月かけて制作したオゴオゴが登場します。オゴオゴは年に一度のニュピの前夜に街をパレードする巨大な人形で、バリの文化のタペストリーに深く組み込まれています。サカ美術館では、オゴオゴの展示物や資料館、映画を通して訪れる人々がより深いバリの文化を学ぶことができます」
迫力あるオゴオゴに圧倒されながら、バリ島に根付く歴史を肌で体感できそうだ。
●アヤナ リゾートのトピックス
「アヤナ リゾート バリ」(AYANA Resort 提供)
2月から3月にかけて、アヤナ リゾートでくつろぐのも一案だ。この時期、どんなトピックスがあるだろうか。中野氏は次のように話す。
「3月11日は、バリヒンドゥー教の新年を祝う宗教行事であるニュピの日です。この日は静寂を守るため、バリで最も大きなイベントの一つで、すべての活動が禁止されます。外出、電気、火の使用も不可となり、お店や空港も閉鎖されます。ホテル内ではいくつかの制限があるものの、ほとんどが変わらずに快適に過ごすことができるので、ホテルステイがおすすめです。
前日のオゴオゴと呼ばれるお祭りは見どころ満載で、その華やかな雰囲気が楽しめます。ニュピ当日はバリ全土で電気が使われないため、美しい夜空が広がり、まるでプラネタリウムのような星空を堪能できます。この壮大な自然のショーは一見の価値があり、感動的な経験となることでしょう」
●その他のバリ島の最新スポット2選
その他、最新のおすすめスポットも教えてもらった。ぜひ押さえておきたい。
1.「セクルプルウォーターフォール イン シガラジャ)」
「ジンバランから車で約4時間、バリの北部に位置するシガラジャにあるセクルプルウォーターフォールはバリで最も美しい滝といわれています。大自然に囲まれたこの滝でマイナスイオンをたっぷり浴びて、リフレッシュするのがおすすめです。ローカルの人たちは写真を撮ったり、泳いだりして過ごします」
2.「テガラランのライステラス」
「ウブドから車でわずか10分の距離にあるテガラランのライステラスは、魅力的な風景が広がります。ヤシの木に囲まれた棚田は、南国の雰囲気を感じさせ、周辺のカフェやレストランでのんびりと過ごすこともおすすめです」
雨季の時期は、バリ島の大自然と歴史に包まれてゆっくり過ごすのもよさそうだ。