「人生100 年時代」とも言われる中、「おしゃれなミドル・シニア女性」は、メディアやSNS などで取り上げられることが増えてきた。
女性のファッション、美容にかけるお金や、おしゃれにおいて大切にしていることは、年代によってどのように異なるのだろうか。
ハルメク 生きかた上手研究所は、40~89歳の女性1,000名を対象に「40~80代女性のファッション・美容に対する意識実態調査」をWEBアンケートにて実施した。
40~80代女性が1ケ月あたりおしゃれ用品に使っている平均額は9,547 円/月。おしゃれに対する目的1位は「身だしなみ」
「おしゃれ意欲あり」の割合は、40代で47.5%、50代で45.0%、60代で45.5%、70代で57.0%、80代で47.0%であった。70代は他の年代と比較して「おしゃれ意欲あり」の割合が高い傾向が見られる。
年代別では50代が4.5ポイント上昇、80代が前回調査から7.5ポイント低下していた。
40~80代女性が1ケ月あたりおしゃれ用品に使っている平均額は9,547 円/月。前回調査(9,407円/月)から微増していた。
カテゴリー別では「洋服」が4,165円、「スキンケア用コスメ商品」が2,659円、「メイクアップ用コスメ商品」1,236円、「シャンプー」917円、「白髪染め(自宅染め用品)」569円となっている。
おしゃれに対する目的1位は「身だしなみ」、2位は「気持ちを上げる」、3位に「若さ」という結果に。
4位以下の順位は「自己満足/自分のため」「自信を持つ」「気持ちの切り替え/気分転換/リフレッシュ」といった回答が挙げられていた。
悩みがある割合は「スキンケア・肌の状態」83.2%、「髪」は81.0%、「ファッション」は63.2%、「メイク」56.6%となっている。
「髪」について悩みを持っている40~80代女性は81.0%とファッションやメイクに比べ悩んでいる人が多いようだ。
普段の髪型を聞いたところ、40代で「黒髪長め」、50~60代で「黒髪ショート」、70代で「茶髪ショート」、80代で「グレイヘア」という結果に。年代によって普段の髪型の主流は変化していることが見てとれる。
現在の髪の悩みは「白髪」57.6%、「髪にハリ・コシがない」22.3%、「髪がうねる」21.8%、「髪の量が少ない」20.2%、「髪が細い」20.0%という結果に。
直近5年間で新たにできた悩みでは「白髪」34.3%、「抜け毛」11.5%、「髪の量が少ない」11.4%、「髪にハリ・コシがない」11.1%の順で多くなっている。
今後行ってみたい美容医療は「シミ取りレーザー」が1位。次いで「歯のホワイトニング・クリーニング」で4.9%、「ヒアルロン酸注射」3.0%、「ボトックス注射」2.2%、「医療用脱毛レーザー」2.0%と続く。
調査概要
調査の方法:WEBアンケート
調査の対象:40~89歳の女性
有効回答数:女性1000名
調査実施日:2024年1月22日~1月24日(前回調査は2022年11月9日~11月10日に実施)
調査主体:(株)ハルメクホールディングス 生きかた上手研究所
※出典:「ハルメク 生きかた上手研究所調べ」
※調査結果のパーセンテージは、小数点以下第2位を四捨五入しているため、総数と内訳の合計が一致しないことがある。
関連情報
https://marketing.halmek-holdings.co.jp/column/archive.php?c_no=274
構成/Ara