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お菓子やパンなど、分量をきちんと量る必要がある調理には欠かせない、キッチンはかり(キッチンスケール)。100均ショップのダイソーでも、キッチン用のはかりが販売されています。
今回はダイソーで購入できる、対象的な2種類のはかりをレビューしていきます。
ダイソー「デジタルキッチンスケール(3kg、ホワイト)」の実力は?
ダイソーで購入できる「デジタルキッチンスケール(3kg、ホワイト)」。価格は税込1,100円と、ダイソーの中では高級プライスです。
まず、この値段に対する感想ですが…。デジタルキッチンスケールをオンラインショップなどで検索すると、たくさんのデジタルキッチンスケールが1,000円未満で販売しているので、ダイソーだからといって特別に安さを感じません。
ザッと見たところ800円代から購入でき、高くても1,200~2,000円程度(もちろん、もっと上もありますが)。税込1,100円、デジタルキッチンスケールの値段としては破格とはいえないでしょう。
安さが1番のポイントではないとしたら、商品のクオリティはどうなのか?という点に期待値が高まります。
■ダイソー「デジタルキッチンスケール(3kg、ホワイト)」のスペックと使用感
それでは、ダイソーの「デジタルキッチンスケール(3kg、ホワイト)」税込1,100円の、スペックを見ていきたいと思います。
まず、中身は本品と説明書です。
そして、電源はリチウム電池1個(CR2032)を使用するのですが、電池は残念なことに別売りです。
しかし!以前購入した人のレビューをメディアでチェックしたところ、少し前までは電池付きで売っていた様子。
別途購入しなくてはいけないので、別売りだとひと手間かかります。物価の高騰の影響でしょうか?
使い方は電池をセットしたのち、ON/OFFボタンを押して電源を入れ、計量皿に対象物を乗せて量り
ます。単位は1gになります。
機能としては、追加計量ができます。右下にある「TARE/0表示」ボタンを押すと、容器の重さを差し引いて0g表示に切り替わり、そこから計量することができます。粉や液体などを量るときに必須の機能ですね。
最大計量は3000gです。一般家庭の調理では問題ないでしょう。
ここで少し気になる機能が……!ダイソーの「デジタルキッチンスケール(3kg、ホワイト)」には、「オートオフ機能」がついています。1分間以上使用しないと電源が自動でOFFになります。
電池を省エネできて良いと思う方もいるかも知れませんが、1分は意外と短い……。他の作業をしてから戻ってくると、電源が落ちているのは難点です。一度オフになった電源を再び入れると0からのスタートなので、追加計量などをしている途中だと困るシーンもあるのではないでしょうか。
■ダイソー「デジタルキッチンスケール(3kg、ホワイト)」の評価は…
ダイソーの「デジタルキッチンスケール(3kg、ホワイト)」は、正直なところ少し使いにくい印象です。そして税込1,100円とリチウム電池代がかかることを考えると、もっと安くて使いやすいデジタルキッチンスケールが市販されているので、わざわざダイソーで買う理由はないかもしれません。
しかし、良かった点もあります。それはとてもシンプルな造りだということ。筆者の私物のデジタルキッチンスケールにはいくつかの機能がついているのですが、「追加」計量の機能以外は使ったことがありません。ボタンが多いと迷ってしまうので、シンプルなところは使いやすくていいですね。
■商品詳細
商品名:デジタルキッチンスケール(3kg、ホワイト)
価格:税込1,100円
原産国:中国
材質:本体:ABS樹脂
商品サイズ:11.7cm ×2.7cm ×17cm
内容量:1個入
種類:アソートなし
商品URL:https://jp.daisonet.com/products/4550480215112
ダイソーの「キッチン目安計」をレビュー
続いてはダイソーの「キッチン目安計」税込110円!破格のお値段で、どこまで量れるのでしょうか…?
計量容器と本体を分解することができ、コンパクトに収納できて便利です。
計量容器をはかりの上に載せ、中に量りたい材料を入れて計量する仕様です。電池がいらないのは良いですね。
1目盛りは20gで、1kgまで計量可能です。1目盛が20gなので、デジタルほど細かく計量はできません。
商品のパッケージには、「目安として3%の誤差値は生じます。ご了承の上、お買い求めください。」との記載もありました。
■ダイソーの「キッチン目安計」は使える?
さっそく、小麦粉を100g量ってみます。
まず、はかりの上に計量容器を乗せて、ダイヤルを回して目盛りを0にします。これが意外と難しい…。0に合わせるために何度か微調整が必要で、少し時間がかかりました。
小麦粉100gを量りました。
しかし、そのまま自前のデジタルスケールで計量したところ、86.8gとの表記が。その後も何度か100gの計量に挑戦したものの、10g程度は誤差が出てしまいました。
誤差が大きいので、少しの誤差で仕上がりが変わってしまうお菓子などを作るのには使えません。また、計量容器を洗わないといけないことや、計量容器が小さいのも難点。しかし、税込110円にそこまで多くは求められません。
野菜◯◯グラムなど、ざっくりとした重さを量る場合ならいいですね。
■商品詳細
商品名:キッチン目安計
原産国:中国
材質:ポリスチレン ABS樹脂 PVC スチール 紙
商品サイズ:11.5cm × 8.8cm × 18cm
内容量:1個入
種類(色、柄、デザイン):レッド、 ブルー、 パープル、 グリーン、
ダイソーで買えるキッチンはかりは…ちょっと残念
今回はご紹介したダイソーのキッチンはかり2種。税込110円と安価なものと、ダイソーにしては高級な税込1,100円と対照的な2アイテムでした。
しかし、どちらもあまり満足はできませんでした。特に「デジタルキッチンスケール(3kg、ホワイト)」の方は、「ダイソーで1,100円もするならかなり良い品だろう」と期待のハードルが上がってしまうのもあり、肩透かし感も否めません。
期待値が高くなってしまうのは、いつもお手頃価格で便利な商品を生み出しているダイソーの宿命かも知れません。
キッチンはかりに関しては、今後に期待です!
文/まなたろう